2012年04月07日

中野富士見町の家 竣工 2

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2012年03月30日

中野富士見町の家 竣工

2009年9月より設計監理していた中野富士見町の家が竣工しました。

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いつも完成時には感慨ひとしおですが、この住宅に関しては通常より長い期間を経て完成したの喜びも大きいです。ここに載せている写真は自分で撮影した物ですが、竣工写真はいつもお願いしている篠澤さんに撮影してもらいました。いずれその写真もアップします。取り急ぎということで。

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2011年12月19日

現場見学会

施主と施工会社の厚意で建設中の住宅の現場見学会を普段教えている学生を対象に開催した。
八王子で12時半まで授業があるにもかかわらず中野に3時に集合した有志の学生達は熱心で感心する。
学校の授業では体験することの出来ない建設途中を見ることで彼らが何かひとつでも感じ取ってくれればそれでよい。体験したことで勉学に即効性はないかもしれないが、ゼロ体験に対して無限大の価値がある。
完成時にも学生達だけで見学会を開催しようと思う。

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撮影:香川浩

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2011年12月13日

祝上棟

祝上棟
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施主に上棟祝いをいただきました。カマボコです。縁起物なのでアップします。
来年から仕上げ工事を頑張ります!

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2011年11月14日

Valerio Olgiati

 竹橋の国立近代美術館で「ヴァレリオ・オルジャティ展」を見てきた。展覧会自体は盛況で見応えがありましたが、久しぶりに訪れた近代美術館はなんだかおかしい。

 展覧会は2階のこぢんまりとしたスペースで開催されていた。模型と図面とモニター、イメージ写真、実物サンプルがメインで模型はスケール1/33という建築模型ではあまり使われないスケールで作られていた。作者の説明によれば抽象と具象の間くらいを狙って選択したスケールというような説明だった。そういえば展示された作品も実現した建築とアンビルドのもと区別がつきにくかった。展示にはテキストの説明は一切なくただただ幻想的な
建築群とドローイングとの静かな対話を強いられる。霧がかったCGは現実を超越した何かを訴えているように感じた。

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 ひさしぶりに訪れた近代美術館はやっぱり街から孤立していて寂しいし、内部も今一つ盛り上がりに欠ける、個人的にはあの床鳴りは気になるのだが・・・・。それにしても休日の皇居ランはブームのようで沢山のランナーが走っていた。

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2011年11月07日

二つの建築展

 二つの展覧会「メタボリズムの未来都市展」と「建築アートが作り出す新しい環境 -これからの感じ」をみてきた。同日に続けて見たわけではないが。

 「メタボリズムの未来都市展」はとにかく熱い!展示は戦後の焼け野原にすっと立ち上がった広島ピースセンターの写真からはじまる。戦後復興と同時代にメタボリズムは位置づけられているのだ。
80年代後半から90年代はじめに建築を学びはじめた世代にとってメタボリズムとは当時誰も声を大にして語っていなかったし古臭いものとして遠ざけられていたように思う。実際バブル全盛の華やかさからみるとあのブルータルな打ち放しコンクリートはなんとも時代遅れと感じたしメタボリスト達もポストモダンへと転向していたように見えた。それから20年経過して今回の展覧会をみると、メタボリスト達の作品の輝きはポストモダンの頃よりも50年代60年代に珠玉の作品を残していたことに気づかされる。(そうでない作家もいるが)そしてメガストラクチャーの構築物によって描き出された都市計画は巨大な模型やCGによって再現された者をみるとその迫力と情熱に圧倒されるものがあった。ホントにこんな夢みたいなこと真剣に考えていたのか!っとあらためて気づかされる。熱き時代を感じる展覧会であった。ポスターの富士山は戦後の日本を背負っていたという意味なんだろうか?よく見るとなぜここに富士山?と思うポスターである。

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「建築アートが作り出す新しい環境 -これからの感じ」
 こちらは現代の雰囲気を体現できる展覧会で「これからの感じ」と表現されるようにメタボリズムとは古典と印象派くらいの隔たりを感じる。展示で最も印象に残ったのはやはりSANAAのEPFLでいままで雑誌でしか見ていなかったが、ヴェンダースの3D映像によって建築の魅力が映し出されていてとても良かった。大スケールの模型も雑誌の写真よりも良かったが、ヴェンダースの映像によってこの建築の流れるようなフォルムがよりわかりやすく美しく表現されていたと思う。映像のなかで圧縮空気を動力としたAIRpodが登場したり、セグウェイにのった設計者が颯爽?とあらわれたり、茶目っ気のあるカットもあって楽しい。しかし本当に美しい建築で、設計者がさまざなコンペの場で語っていた公園のような建築というコンセプトにふさわしい出来映えで、ほんとに柔らかで居心地の良さそう雰囲気で、これからの感じなのかもしれない。SANAAの最高傑作と思う。日本で実現されれば良かったと思う。
 その他、藤本壮氏の最新プロジェクトの模型も面白い住宅で連れて行った娘も楽しそうに一生懸命眺めていた。こちらもオススメの展覧会。来週は竹橋でオルジアッティ展へ行く予定。

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2011年09月01日

由比ヶ浜の家 UP!

由比ヶ浜の家をHouse Design netの住宅作品にアップしました。

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竣工写真はいつも依頼してお世話になっている篠澤裕さんにとって貰いました。自分でも撮影したりしていましたが、やっぱり全然違いますね。画角やあおりの問題などありますが、どうしてもコントラストというか発色が篠澤さんの写真のほうがいきいきしてます。自分もデジイチ使ってとっているのですが修行が足りませんね。でもソニーα55に買い換えたのでこれからは動画で記録を残してみようかなと思ってます。

投稿者 ishikawa : 15:24 | コメント (0)

2011年06月15日

海辺のヴィラ

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 たまにはアトリエ内の仕事の話題も。以前「sea side house」でアップしたプロジェクト。紆余曲折あっていまだ設計中なのですが、これは昨年、確認申請まで下ろした時の計画案。

 なんせ建坪140坪超でまさにヴィラと呼ぶに相応しい大きさで、4×25Mプールが前面にあって、しかもビーチも独り占めで絶好のロケーションなのです。

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現在、少し変更して実施設計を進めているところ。

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2011年06月14日

BAWA

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ジェフリー・バワ
画像はGAのレジデンシャル・マスターピース。a+uの今月号にもバワの特集である。

 ジェフリー・バワはスリランカの建築家でロンドンのAAスクールで学んでいる。バワの魅力は熱帯に属する高温多湿なスリランカの気候風土と調和したデザインであろう。端正なモダニズムと風土に習った、勾配屋根や木製スクリーン、半屋外となる大きな庇、バルコニーなど周辺の自然と呼応しながらそれらがうまくミックスされ抑制の利いたデザインがとても心地よさそうである。
 スリランカはなかなか遠い国で治安も不安な面もあるが、バワの建築は国をあげて保存されているようで多く見学できるようである。是非一度訪ねてみたい。

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2011年05月25日

謎のシックハウス

 最近またシックハウス症候群の被害が増えているという。10年ほど前に建築基準法で13種類の化学物質に対して規制を行い、以来あまり大きな被害が聞かれなくなってきたはずなのに。

 「あさイチ」というNHKの番組ではリフォームした学校、新築した学校、新築のマンションなどの被害例が紹介され、いずれも国で規制する化学物質は規制値以上に検出されなかった、しかしTVOCという空気中に含まれる化学物質のトータルが規制値を超えている事例ががあり、どうやら規制以外が空気中には充満していてそれが原因であるらしいのである。テレビではその物質を特定するために7ヶ月を費やした新築の学校の事例を紹介して、それが人体に影響が少ないと思われていた水性塗料に含まれていたことがわかったのである。また特定に7ヶ月を要したように何が原因が突き止める作業はとても困難で国でもしばらくは原因がわからない以上規制には時間を要するだろう。したがってしばらくは業界で安全対策を自主的に行うほかないのである。
 我々が9年程前に設計した小学校でもシックハウスの測定をしてから引き渡しをした。問題がなかったのは当然で使用してからも被害の報告はない。おそらく今でも公共建築や大規模建築物では同じように引き渡し前に測定しているはずで、ここ数年そういった被害も新築ではほとんど聞いたことがなかった。
 ここから推察されるのは規制から10年程度経過して、塗料や接着剤など建築現場で使われる化学物質も時代とともに進化して新しい化学物質が作り出されているのでは?という仮説である。そして規制がそれに追いつかない状態にさしかかってきたのではないだろうか。
 我々設計者にできることは、できるだけ化学物質を含む建材の使用をしないこと、また使用する場合でも充分注意が必要で現場では実績のある物を使用するようにしなければならないだろう。以前もそうであったが、持ち込み家具も要注意である。シックハウス症候群も終わったと思っていたら第二フェーズが待っていたという事のようである。注意せねば。

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2011年04月07日

a+u2011.02

最新のa+uはアラップのサスティナブルデザインの特集号である。
巻頭に
サスティナビリティーとは「将来のニーズを満たせるだけの余地を残しつつ、現在のニーズを満たすこと」とある。
将来世代のことを顧みず資源を使い捨てすることは発展している社会にとってどうしても趨勢になってしまうのであるが、この流れを逆転させることは容易ではない。

本書ではアラップのここ10年の取り組みが紹介されていて、そのキーコンセプトは「トータル・デザイン」であるという。建築にかかわるさまざまな事側を全体論的な視点で解決して行こうとするもので、それは人的交流のフラット化とか設計から建設まで建設行為全体、都市計画、産業まで含めているらしいのだが・・・・詳しくは本書で。
紹介されているプロジェクトをみると高度な環境技術を駆使して実現されたものばかりで、こういった建築は我々みたいな小さなアトリエ事務所には真似の出来ない芸当でである。それは表層的なデザインの話ではなく、ここで実現されている技術の考え方自体は古くから知られていることばかりで特段新しいことはない、しかし設計時にはアラップがコンピューターを駆使してシミュレーションしながら応用したものばかりである。その解析やシミュレーションが我々には出来ない部分なのである。しかしこうした技術は大きな組織事務所に任せおけばよいことで紹介されたプロジェクトは効果を科学的に証明されたようなもので、ありがたい。我々のような小規模事務所はこうしたテクノロジーをローカルな部分でディテールを考えることと、サスティナビリティを文化的な側面で考えていくことがその存在価値といえよう。
 日本では地震による原発事故で電力不足がクローズアップされているので省エネルギーに感心が高くなる1年になるでしょうね。

投稿者 ishikawa : 10:33 | コメント (0)

2011年03月31日

由比ヶ浜の家

 由比ヶ浜の家・・・まだ仮称ですが、ほぼ出来上がりました。ほぼというのは、インテリアの未成工事と外構工事がまだ終わっていないという意味ですが、とりあえず建築写真家の篠澤さんに竣工写真を撮ってもらいました。ブログ掲載の写真は石川が撮りました(言わなくてもわかるでしょうが)、竣工写真は後日正式にアップします。

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 今回のクライアントはインテリアデザイナーの岩崎さんで、岩崎さん一家とお母様とお兄様の2世帯住宅という計画です。設計は岩崎さんと藤本の共同作業で進めました。住宅を設計するのはライセンスが必要なので、主には法的な手続きと構造、設備の実務をサポートしながらということで進めてまいりました。昨年はこうした協業のデザインの仕事を二つほどやっていましたが、我々の事務所以外のデザインの考え方が入り込むことで、普段我々では考えが及ばないような部分もあって大いに刺激をもらったように思います。
 表題は由比ヶ浜と書いてありますが、土地勘のある人には直ぐにわかると思いますが鎌倉になります。東京からはやや遠くなりますが、海と山の自然に囲まれ歴史的な景観の残る風情のある街で住むには最高のロケーションと訪問してあらためて感じました。
 敷地もプランも大らかなスケールで出来ていて都心の一戸建てではなかなかこうはいかない家になっています。敷地は鎌倉特有の1.5M巾くらいのフットパスのような路地に面していて車の進入ができませんが、門をくぐって敷地に入ってしまえば大きな庭もあってリスなんかがいたりします。そして2階にあるリビングに上がると周囲に高い建物がないので大きな窓から視界が広がっていて、夏には遠くに花火が見えるそうです。
 それにしてもいつも海辺に行くと空がキラキラしていて気持ちがよいのです、窓を開けて昼寝のしたくなる家でした。

家の裏には風情のある洋館が見えます。

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 夕景のインテリア、昼間は海辺特有のキラキラした空の光が降り注ぎます。

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 大仏さんのほうからボーンと聞こえてきそう。

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2010年12月15日

環境住宅を考える

旭硝子のHPで「環境住宅を考える」というテーマでコラムを書きましたので、時間がある時にでもご一読いただければ幸いです。

旭硝子アーキテクトルーム「住まいの話題627」「環境住宅を考える」

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2010年12月14日

鬼石→高崎→前橋

前橋で既存の建物をコンバージョンして美術館にするというコンペがあってその建物内部の見学会があるので急遽前橋へいくことになったので、前日夜に下調べをして表題のルートで建築見学へ。鬼石多目的ホール(sanaa)群馬県立近代美術館(磯崎アトリエ)JIN.CO.,LTD(青木淳)

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まずは関越を練馬から北上して本庄児玉で降りて一路鬼石の多目的ホールへ
印象だけ一言で言うとシャボン玉公園とでもいうような建築でした。体育館や多目的ホールなどの機能がありながらこれだけの透明性と開放感を残して施設を実現したことはやはり驚きである。一度工学院のコンペのヒヤリングを同席したことがあるが、あの時もsanaaの案は自分には衝撃的であったことをいまも覚えている。まったく異星人のような存在でプログラムや敷地に対して極限まで忠実なのは実はsanaaの提案でそれは建築ではなくスプーンやフォークなど極限まで機能的かつ合理的で美しいプロダクトのように見えた。その時自分がいかに古い建築的表現の虜なっていたかを強烈に感じたのである。鬼石でも同じように公共建築とはいかなる存在であるべきかという極限の合理的な答えがここに示されていたように思う。自分の中にあって虜にしている何かが綺麗さっぱり捨てられているように感じた。

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そして高崎へ40分程度の移動。
ギャラリーは展覧会中で撮影できないので美術館のホームページへリンクしておきます。
群馬県立近代美術館施設写真へ
20年ほど前にルイス・カーンの展覧会で訪れたのを最後に久しぶりの訪問である。その間、増築やリニューアルが行われインテリアは新しく生まれ変わっていた。今回一番気になっていた第3展示室を訪れるのが目的だったのだが、ここまできた甲斐があった。第3展示室に入った瞬間、神秘的とも言える立体空間の体験に圧倒された。大分の県立図書館のエントランスホールに入った瞬間にも同じような体験をした記憶が蘇った。美術館建築と言えば谷口吉生さんと磯崎新さんの美術館を多く訪れたたが、ホワイトキューブの内部にあっても両者の建築は全く印象が異なる。谷口さんはギャラリーは常に隅入りでよどみなく連続していくのだが、磯崎さんのギャラリーは必ず隅は閉じていて立方体や直方体など強く立体を感じるギャラリーとなっているのである。和風と西洋といってしまえば短絡すぎるがやはり磯崎さんはプラトン立体が磯崎建築の根幹をなしていて、訪れた時にそれとわかる特徴になっている。

そして前橋へ
コンペの敷地は西武百貨店が撤退した場所で市の中心にある。こういう場所に美術館をつくろうというのは好ましい発想といえるのだが、コンバージョンして美術館にしようというのが今回のプログラムで困った部分である。県立美術館を見た後ということもあるのかもしれないが、箱が小さすぎる印象があってとても起爆剤になるようなスケールを感じない。壊してつくりなすべきではないだろうか?
と少し暗い気持ちになりながら最後の目的地へ
青木淳さんの設計したJIN.CO.,LTDです。直方体に伸ばされた3層構成のボリュームの1階と3階に有孔折半をダブルスキンののように貼り回した美しい建築。からっかぜが吹き下ろす敷地に防風の為の有孔折半を貼り回しているのだろうが、それ以上にレースのカーテンのような繊細でエレガントな表情が本当に綺麗で機能的なスクリーン以上の効果である。3階のオフィスでは働いている人の活動が透けて見え、前橋のやや郊外で一歩間違えばホントに寒々しい雰囲気になりかねないところで、このような風景を創出した建築家のデザイン力はさすがである。

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2010年12月13日

Residential Masterpieces

GAから世界現代住宅全集(Residential Masterpieces)というシリーズが刊行されていて、OMAのヴィラ・ダラヴァ/ボルドーの住宅が紹介されている03号を購入してみた。

これがとても写真の質が高くしかも大きい。 36 x 25.6 x 2.2 cmといえば77号まで刊行されている現代建築シリーズとほぼ同サイズであるが、本のページ数が倍以上になっており住宅の隅々まで詳細に撮影されていて本当に臨場感がある。そこでこのシリーズの他の号も購入しだしたわけだが、バラガン自邸をはじめ落水荘なども期待を裏切らない写真で本当にスバラシイ出来映え、価格も3千円程度で洋書に比較すれば格安である!と・・・いうことなしのシリーズではないだろうか。

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2010年05月22日

いのくまさん

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初台の東京オペラシティのアートギャラリーで開催されている展覧会。
なかなかよかったです!

「いのくまさん」というタイトルの通り、親しみやすく、遊び心のある作品達が展示されていて、微笑ましい展覧会でした。
 10年以上前になるかなぁ、氏の絵を見るのは香川県の丸亀の氏の美術館を見に行った時以来かもしれません。その時は回顧展だったような記憶があって、膨大な量の作品が展示されていたような。そのときに見た記憶がある絵も沢山あったのですが、パンフレットにあるような猫のスケッチは記憶にありませんでした。これが愛らしくてたまりませんでしたね解説によると氏は多いときは1ダースの猫を飼っていたとか。実は2年生の娘と一緒に行ったのですが、帰ってきて猫の絵を真似て描いていました。それがなかなかいい感じなんですよ、何も考えずに好きなようにいきいきとしていて。子供しかかけないタッチってあるじゃないですか。ひととおり人生を経験して最後に原点回帰っていうのでしょうか。年を重ねて絵が大好きだった猪熊少年に帰って行った姿が印象的でした。
 ちなにみ展示計画は大学の後輩でもあり今は授業の同僚でもある横田歴男さんが担当していました。段ボールをタッカーで止めて作った展示台やプラドームなど遊び心が感じられて展示空間によく似合っていました。

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2010年04月14日

タイルのスタディ

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タイルのスタディ。
これははじめの一歩で、設計のイメージを伝えてメーカーに見繕って貰ったもの。かなり大きなタイルです。

 下は横からみたタイルの断面。(ピント外してます)これを貼ると外壁が下見きり板風に見えます。つまり板張りのように見えるのが設計の上のイメージでした。

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 はじめのものと比較すると少しサイズが小さいです。通常2丁掛けタイルと呼ばれるサイズです。ちょっとこれだと板張りというよりタイルっぽい外壁になりますね。

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 地面に置いているので壁面になると両方もう少し影がハッキリして横ラインが強調されるはずで、通常のタイルよりは彫りが深くなるのも狙いなのです。はじめのものに決定したいところでしたが、実は技術的にNGということが判明してします。今回S造で作るのでタイルを貼る外壁の下地がセメント整形板なのですが、平米30キロまでしか荷重がかけられません、はじめのタイルの荷重は倍近くあって重量オーバーなのです。で2番目のものはいかにも2丁掛けタイルという表情でつまらないのですが、重量はOKなのでこれをベースに改良案を考えているところ・・出来るだけイメージに近くて軽量化することが課題で、いろいろ模索しているところ・・・・・ん〜・・・・・S造はいつも考え甲斐がありますね。


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2010年04月09日

影の予測 Shadow Simulation

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 設計の過程で建物の影の影響がどの程度あるのか検討するのにコンピューターで予測することができます。画像は冬至(12月22日)の8時から16時までの影を作図したものです。

 春分の影です。

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 夏至の影です。

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 このソフトは本来、都市部で法律で日影規制のある時に使われるソフトですが、影を作ることは同じなので、今回のように設計の過程で影の影響を調べるとき使ったりもします。ちなみに経度と緯度も手入力できるのでかなり正確に作成することが出来ます。以前勤めていた事務所では日影計算をするためにコンピューターからソフトまで含めて100万円近くしていた記憶がありますが、いまやキャドソフトのオプションソフトとして購入すれば10万もしないで購入できます。こういうものは日々進化して値段が安くなります。

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2010年04月06日

モデルフォト

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最近更新していなかったので、訪問していただいてもずっと同じ状況は申し訳ないので、最近のプロジェクトのモデルフォトをアップしました。形はできましたが、詳細をつくるお楽しみはこれからです。

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2010年03月19日

グレン・マーカット

 年明けからグレン・マーカットの作品集をいくつか購入して毎日眺めている。このオーストラリアの建築家の作品を見れば見るほど新しい発見があって面白い。
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 マーカットの作品はほとんどが鉄骨を構造とした作品である。プランはシンプルな構成がほとんどで平面図なんて長方形がほぼ100%といってよいだろう。作品ごとの違いと言えば、屋根と開口部の扱いくらいだろう。しかしここにマーカットの作品の重要なコンセプトが集約されている。特に開口部はこの建築家が考え出したバリエーションがあって面白い。マーカットは「建築は風と光を取り込んで奏でる楽器のような存在」というような事を言ってるが、開口部はまさに空間に響きを与えているように扱われていることが読み取れる。敷地の読み込みから決定されるこうした開口部のデザインはとても美しい光をと風を感じさせる。こうした敷地の読み込みの素養は実はマーカットの父がランドスケープアーキテクチャーであったことに由来し、父から多くを教わったと言っている。
 でなぜ、自分が今、マーカットの作品集をよくみているか?ということであるが、実はマーカットのTOTO出版から出ている本との出会いは数年前でギャラリー間の展覧会が開催されたことさえ知らなかったのであるが、ただたんに環境住宅、エコ住宅というテーマで本を物色しているときに出会ったのがきっかけである。そして本を購入したときには美しい建築作品であるがそれ以上の興味がわかなかったのである(なんたる愚行)。そしてギャラリー間の展覧会についても割と高名な建築家が「あれがエコ住宅とは思わない」というような不評をしていたのも影響していたりする。(実際にもヒートブリッジとなる鉄骨の梁などがあってそれはそうなのであるが、気候の違いがあるので、そのあたりは一概には言えない)
 それがいま実はある物件で鉄骨増の開放的な建築をというクライアントリクエストによってマーカットを思い出し、作品集を見返せば見返すほど興味が深くなり、アマゾンでさらに作品集を手に入れた次第である。(物件も鉄骨によるヒートブリッジが気にならない南国である)

唯一の日本語作品集であるが、世界中探してもこれ以上のマーカットの作品集はないと思う。写真中心のカラー作品集と図面集である。TOTO出版。

洋書ではこれが一番良い作品集だろう。上のTOTO出版の作品集ではフォローしていない初期の作品も載っている。プリツカー賞受賞時のレクチャーが掲載されている。

これはファイドンのデディテールシリーズなので写真もクローズアップされたディテール写真が少し多めに載っているのが特徴といえる巻末にディテールが載っているが、上記の本以上の図面情報はない。やや大きな図面なので見やすい程度。


投稿者 ishikawa : 19:02 | コメント (0)

2010年03月13日

「エレメント」セシル・バルモント

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 初台の東京ペラシティでは年に1回建築の展覧会が恒例になっており今年はセシル・バルモント展が開かれている。アトリエの直ぐ近くなので直ぐに見に行けばよいのだが終了ギリギリの12日に見て参りました。
 セシル・バルモントは構造のエンジニアである。建築設計と一言でいっても通常は、意匠設計、構造設計、設備設計の大きくは三者で行うことが多い、それに加えて、ライティングデザイナーやランドスケープデザイナーなど物件の規模や性格によって様々な職種によって建築設計はなされるわけだが、セシル・バルモンとは主に構造設計を担当するエンジニア、デザイナーである。主にというのは意匠設計も担当する場合もあるし、彼の構造設計は意匠に大きく関わるという意味でも先に記述した職種の枠組みを超えているだろう。

 このブログでも「インフォーマル」というセシル・バルモントの著作を紹介したことがある。「インフォーマル」とは「フォーマル」の対の意味で通常の構造設計は最も安定した形を理想とし、対称系で静的なものを「フォーマル」とするとそれとは対になる非対称系、動的な力学と形のものを「インフォーマル」と呼んでいる。今回の展覧会も同じようなことを期待していたのだがタイトルの「エレメント」とはどうやら自然の中に存在する隠れた法則(エレメント)それを建築物の構造にどのように置きかえているかに展覧会の主眼が置かれていてるようだ。「インフォーマル」の著作のなかでもこうしたエレメントの抽出は書かれていたが、この展覧会では彼が普段、自然を観察してエレメントを抽出する思考過程が順を追って展示されている。ただこうした思考過程自体は新しい事ではなく「自然のパターン/patterns in nature」Peter S・Stevensの著作にも展覧会とほぼ同じような形の生成原理が書かれている。セシル・バルモントが注目されるのはこうした着眼点自体ではなく、それよりもこうしたエレメントを現実の建築物にエンジニアリングとして大胆に実現していることなんだろうと思う。世界中の著名な建築家とコラボレートする中で驚くほどの柔軟性というか創造力で建築の力学的な解決をして実現された建築はやはりいままでに見たことのない世界を作り出していると言わざるをえないだろう。こうした背景にはコンピューターによる解析速度の飛躍的な進歩ももちろんあるが、彼が協業している建築家をみてもインターナショナルでボーダーレスな時代も後押ししているように思える。
 で今回の展示だが、実は個人的にはかなり不満であった、自然の隠れた法則を見つけ出す部分で展示の半分以上を使っていて、かつそれを応用した概念モデルの展示でまた半分(個人的にあまり評価していない部分が展示の大部分であった)、そして最後に現実のプロジェクトの小さな画面によるムービーという構成で、一番みたいところが最後に申し訳程度にムービーになっていたのである。なんとつまらない展示!彼が実現した建築の構造モデルの多くを大きな模型で見たかった。
 
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投稿者 ishikawa : 08:37 | コメント (0)

新宿地区地域冷暖房見学

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 東京ガスさんのイベントでパークタワーに隣接している新宿地区地域冷暖房センターを見学してきました。写真はセンターにある1/80の模型。地上より地下空間の方が大きいのがわかる。

 センターの見学者はわずか5名であった。それも建築関係者だからやや畑違いの人達である。しかしセンターの見学には日本中、世界中から見学があるらしく、当日もたしか・・・国名を忘れましたが(発展途上国だったような)海外の電力関係者の見学の予定が受付に書かれていたのを記憶している。そのためかこのセンターも見学者の為にショウルームがあり、施設をの説明をする大きなレクチャールームも完備されていた。見学のナビゲートも女性の説明専門の職員とエンジニアが1人随行してくれた。東京ガスのこの施設は都庁を含めた新宿副都心の高層ビル街を網羅しており、床面積にすると世界一の規模らしい。 で この施設が具体的に何をしているかと言えば、副都心のビルにガスを燃料としてタービンを回し発電して冷水と高温の蒸気を作って供給している。供給される各ビルではそれを利用してフロアの冷暖房をしていると言うことらしい。(大雑把ですが)
 実はこの見学会は営業の人の案内で参加したのだが、個人的には最近流行の「地下空間」萌えや「工場」萌えを期待してきっともの凄いことになっているに違いないと思ったのですが、なんせ地下に機械が所狭しとおさまっているので全容は模型でしかわからず、ちょっと期待していたものとは違った。でもとても勉強になりました。下の写真は世界に5台しかないという冷水タービンターボ冷凍機、これ一台で家庭用エアコンの何万台ぶんとかいう規模らしいです。
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 ちなみにいつもパークタワーからアクセスする東京ガスのショウルームですが、その上は全て冷却塔だということをはじめて知るというか、知っていたが意識したことがなかった。花崗岩のパークタワーのようなデザインで隠されているが、この部分だけでは「工場」マニアを萌えさせる露出したグロテスクな配管が見えるデザインになっていると都会に現れたプラント建築(パリのポンビドウセンターかロンドンのロイズ)もアリかなと思ったりした次第であった。はじめの写真なんて地下はポンピドウセンターそのままに見えます。下の写真はクーリングタワーの模型。
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2010年03月09日

CASBEE評価員

 数日前に登録を申し込んだCASBEE評価員の免許が届きました。建築物の環境性能を評価することが出来る資格です。この資格を取って評価機関で仕事をするわけではないが、昨年の公共建築のコンペでCASBEEの評価値を指定しその基準をクリアすることが条件だったものがあり、今年はさらにそういう条件のコンペが増えるのではないかと予想される。
 

 いままでコンペでは環境に配慮した建築とすることという条件のコンペがあったがその配慮する内容については設計者の裁量の範囲で特に基準が設けられないことがほとんどであったが、それも次第にCASBEEのような基準を具体的に示す方向へとシフトしていくのではないだろうか。
 
 この資格を取ろうと思った動機は実は昨年秋頃仕事がなくてヒマだったので、何かこの時期に取れる資格はないかと思い探した末に見つけたものであるが、それが今年は活かされる時がきっと来るであろう。(と前向きに結んでおく)ちなみに一緒に写っている右側の証書は自立循環型住宅の設計ガイドラインの受講終了証でこちらは住宅設計に活かせる内容だった。


投稿者 ishikawa : 18:50 | コメント (0)

2010年03月04日

宇都宮 松が峰教会

 聖ヨハネ教会を後にして徒歩で松が峰教会へ行きました。約20分くらい。東武の宇都宮駅の近くにあります。こちらは大きな教会で基壇部の階と祭壇のある階の2階建てになっています。時間が4時頃になっていて天気も雨と少し薄暗い中での見学となりました。

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 質素な雰囲気の聖ヨハネ教会と対照的でこちらは装飾が美しいロマネスク様式の教会です。規模も大きく街中にあって立派な佇まいとなっています。教会のHPを見ると改修を何度か繰り返していて、見学していても新た付け加えたりした部分がオリジナルとは異なるのでは?という箇所が少し目につきましたが、建築関係の人間しか気にならないような些細な部分かも知れません。全体としてはよく保存されていると感じました。この建物の見せ場はやはり外観の大谷石の繊細な装飾で宇都宮でしか見られない地域の特色となっていて美しかったです。ちなみに昭和7年の竣工で聖ヨハネ教会とほぼ同時期の建物です。
 
 宇都宮カトリック松が峰教会 HP

 ここからJRの宇都宮駅まで徒歩で移動、新幹線の時間まで1時間弱あったので駅前で宇都宮名物の餃子店に入って餅米の皮で作ったという餃子食した、美味。久しぶりに一日フルの建築ツアーで充実した一日でした。東京ガスに感謝、感謝。

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2010年03月03日

宇都宮 聖ヨハネ教会

 大谷を後にして宇都宮駅行きのバスを途中下車して市内に2カ所ある大谷石で造られた教会を見に行く。写真は聖ヨハネ教会。昭和8年建立の教会である。幼稚園が隣接しいて神父さんのお話だと園舎のほうが明治期に造られた記録が残っていて古い建物だそうだ。教会も園舎も外壁のメンテナンスがゆきとどいていてとても綺麗な大谷石の外観を見ることが出来る。

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羊皮のランプ
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 写真をご覧になっていただけるとわかると思いますが、昭和8年に建てられた教会とは思えないくらい保存状態が素晴らしくて、大切に使われて来たことがわかります。ほぼオリジナルな状態なのではないでしょうか。歩いて足を運んだ甲斐がありました。神父さんにも丁寧に対応していただいて教会のことを説明していただきました。ありがとうございました。

宇都宮聖ヨハネ教会 HP


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2010年03月02日

宇都宮 大谷編

 SUMIKA projectを後にして、大谷石の採掘場へ移動。宇都宮駅から資料館行きのバスが出ていて約30分、バス停から7分で行くことが出来ます。バスで目的地近くにになると山肌が見えているところは全て大谷石となっていて段々と雰囲気が高まります。写真は資料館前の駐車場周辺の山肌。
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 資料館はこんな建物です、申し訳ないがしょぼいです。しかしこの資料館からとんでもない地下空間につながっているのです。
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大谷の採掘場は知っていましたが、こんなに感動的な場所だとは想像を超えていました。絶句でした。ここではコンサートなども行われているようなので、是非この空間の音響を体験したい。

ここから切り出した石で造られているかは定かではありませんが、この後は大谷石で造られた教会を市内に見学に行きました。

投稿者 ishikawa : 10:11 | コメント (0)

2010年03月01日

宇都宮 SUMIKA編

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 去る2月26日にSUMIKA projectの見学会に参加してきました。あいにくの天気で雨が降ったりやんだりでした。

 東京ガスの招待で参加させていただきました。参加したときにはこれで見学は終了するとのことで最後の見学者となる予定だったのですが、終了後の住宅やパビリオンの扱いがまだ決定していないらしく、今後については未定らしい。
 見学は伊東豊雄設計のパビリオンにて概要説明とパビリオン見学、その後バスで移動して隣り合っている、西沢大良氏、藤本壮介氏設計の住宅へ見学後、徒歩で藤森照信氏設計の住宅へ移動、再びバスに乗り伊東豊雄パビリオンに戻り、パビリオンのキッチンで宇都宮市内のレストランのシェフに料理していただいたランチをごちそうになるというコースでした。東京ガスのいたれりつくせりのサービスで感謝しております。ありがとうございました。

 伊東豊雄の今泉パビリオン、六角形を基本に展開された幾何学と集成材の構造によって出来ている、氏のサーペンタインパビリオンの幾何学の扱いと同じ手法によって作られているが、サーペンタインは構造体の隙間にガラスがはめ込まれているのだが、こちらは強化ガラスとによって包みこまれている。集成材の扱いやガラスの扱いが単純でこちらのパビリオンの方が落ち着いていて設計者が意図した通り桜の木に呼応した雰囲気が読み取れて優しい印象を受けた。

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 これは西沢大良氏設計の「宇都宮ハウス」太陽の運行を平面プランに対応させているため曇天では意図がよくわからなかった。インテリアの壁は真っ黒で全て開閉式の扉になっている。見学の時は全て閉まっていたのだが、全て開けて見たかったが数が多すぎてチャレンジする気にならなかった・・・ちょっと後悔している。あらためて平面を見ると壁面が微妙にカーブしてるので全て開けたときのインテリアからの効果を体験したかった。何か意図があってカーブしているのだろうと思うのだが・・・。夏に井水を床冷房として引き込んでいるシステムにはとても関心がある。
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 藤本壮介氏設計の「house before house」これは住宅と言うより子供のジャングルジムをそのまま住宅にしたような空間。従って空間を巡るのがとても楽しいし。2.5M角の白い箱は一見すると抽象化されたモダンな空間を外観からイメージさせるが、空間体験はそれを裏切ってとても肉体的な体験、例えばカラダをよじらないと通れない狭い通路や階段が沢山ある。そしてもう一つ面白いのは白い箱からはえたような樹木。実際はプランター状に土が盛ってあるのだが外観からは薄い鉄板から生えているように見える。こうした意外性が随所にあって楽しく微笑ましい住宅であった。見学ではおそらく一番のエンターテイメントとなる場所。

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 最後は藤森照信氏設計の「コールハウス」外観が表面を焼いて黒くした杉板が張られているのでコールハースという。中にはいると色彩は反転して白いわら入りの漆喰壁と栗の無垢板が貼られている、張り方は朝鮮貼りという言うらしく、床暖房をして収縮して目地が狂ってもあまり目立たない張り方だ。リビングは九間(ここのま)の寸歩(5.4M角四方)で洞窟をイメージして作られている。当日は床暖房と暖炉があってとても暖かくて居心地最高であった。九間という寸法は広くもなく狭くもなく一番居心地よく感じられる広さであるといわれていて有名な吉村山荘の居間もこの寸法である、調べていくと奥深いことがわかる。
詳しくはこの本に書かれている「九間論」を参照するとよい。間(ま)・日本建築の意匠 (SD選書)

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 なかなか建築家の設計した住宅(といっても展示施設に近いが)作品を数件まとめてみる機会はめったになく楽しい体験であった。せっかく宇都宮にきたので午後から大谷石の採掘場へと移動するため少し時間を切り上げて中座させてもらい申し訳なかったが、営業担当者も心得ているらしく「バスの時間でしょ」といわれ行動を読まれていました(笑)
明日は宇都宮大谷編を。

投稿者 ishikawa : 14:08 | コメント (0)

2010年02月25日

SEASIDE HOUSE

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1/300スケールの地形模型。海に面した絶好のロケーション。このくらい広い敷地になると建物配置をどうするか色々とアプローチがあって楽しい。しかしこのスケールだと建物の模型を作る時間よりも地形模型を作る時間のほうが長く費やした。しかし作ってみるとわかるのだが、建物と地形と一体になった見え方に配置計画を解くひとつの鍵があることに気づく。地形模型と一緒に考えないと計画が進まない。

敷地は海から10M程レベルが上がったところにあって、建物から海がどのように見えるかと、同時に海から建物がどのように見えるかも重要であることを確認し。建物配置は海側一杯に寄せて計画すすることになった。
といっても、
まだ大雑把なところしか決まっていないが、せっかく自然の中に建つのだから出来るだけオープンな建物したいと思っていて、グレン・マーカットの建物外皮のように内部と外部との調整機能が豊かなものを目指して今後スタディをしてみようと考えている。で1/300から1/100にスケールアップして作った模型はボツになりそう。機能的な面で変更があったことと、コンクリートの壁が閉鎖的、屋根形状が地域色出過ぎというのが主な理由。現在全く違う案を作成中。1/100はA1パネル2枚組でサイズは約840×840。

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投稿者 ishikawa : 09:34 | コメント (0)

2010年02月09日

電子認証

 会社の電子認証を取得しました、価格は税込みで16,800円でした。帝国データバンクで発行しているタイプのもです。

 なぜ電子認証が必要かというと、現在、東京都と及び都下の自治体では民間業者に発注する際に自治体に登録している業者に発注することになっているからです。その登録が最近は電子化されているため、ネット上で会社の身元を認証する電子認証が必要で、これを取得しないと登録さえできないということです。
 そもそもなぜ電子認証を取得したかといえば、公共のコンペやプロポーザルに参加すするためです。最近は応募条件に必ず「業者登録をしていること」と書かれています。じゃ直ぐに登録すればいいじゃんと思われるかも知れませんが、電子認証の取得に2週間かかってしまい、おまけにネットで自治体に登録するにもタイミングがあってなかなか直ぐに登録ということにはなりません。おまけに弊社のパソコンはマックなので、電子認証はウィンドウズのみの対応とあって、なかなかうちにとってはハードルが高い作業でした。
 それでも気を取り直して作業をはじめたのは、お下がりで昨年夏にウィンドウズのノートPCを貰ったかです。重い腰を上げて、馴れないWINマシンを動かし法務局や税務署に行ったりとして何とか電子認証を取得しました。

 しかし・・まだ肝心の自治体への登録をまだ終えてません・・・・なので途中経過の報告です。・・・・面倒臭い・・・・・なんとか今月中に作業を終えたい。

投稿者 ishikawa : 12:33 | コメント (1)

2010年01月23日

一級建築士定期講習

一級建築士定期講習に行ってきました。
建築士法が改正になりいままでは、一級建築士免許を取ったら更新することなく一生有効でしたが、耐震偽装事件から一級建築士に対する世間の信頼がゆらぎ、3年置きの更新制になりました。

 改正になってまだ間もないので、いままで免許を持っていた人は経過措置で来年まで有効なのですが、なにせ免許所有者が来年一気に更新になると講習会をしている機関がパンクして更新が出来なくなるのではと危惧されていています。ということで、少し更新のサイクルを早めることになりますが、昨日行ってきました。
 講習は朝の9時から夕方の4時くらいまでびっしりとあって、最後に考査とよばれるテストがあり、それに合格しないと免許が更新できません。テスト自体は講習テキストを見て良いので簡単ですが、1時間のテスト時間内に終わらそうと思うと、講習をしっかりと聞いて、ポイントをつかんでおかなければ答えが直ぐにはわからないでしょうね。わたしはちょうど10分前くらいに終了しましたが、隣のおじさんは、講習を聞かずに関係ない本を読んだり、寝たりしていたせいで、テストの時は大慌てでテキストを見ていましたが・・・・・雰囲気としては全然おわってないかんじだったので、やばそうでしたね。
 3年に1回の講習としては建築基準法の改正ポイントや建築士業界の動向をまとめて知るのに良い内容の講習と思います。難点は12000円と高価なことと、講習の日にちに自由度が少ないことでしょうね、日曜日に更新できるようにして欲しいですね。

投稿者 ishikawa : 02:16 | コメント (0)

2010年01月15日

CASBEE評価員試験

合格 
でした。

 CASBEEとは「建築物総合環境性能評価システム」のことで建築物を環境性能で格付けする手法のことです。評価員とは読んで字のごとく、その格付けを審査する人のことです。1級建築士を持っていないと受験資格がありません。また「CASEE戸建て」というのもあって、別の資格になっていますが、CASBEEの評価員の資格があれば、講習を受ければ資格が得られます。
 昨年の11月にCASBEEの講習を受けて12月初旬に試験をうけました。試験の手応えがよくなかったのと、あまり勉強できなかったので実はダメかと思ってましたが、見事合格でした。まぁ実のところ今回の合格率は85%だったようで、不合格のほうがかなり恥ずかしいのですが。ちなみに試験は教科書持ち込み可で44問中31問正解で合格です。
 昨年の秋は仕事もあまりなく何か将来に役にたちそうな資格を取ろうと考えてこの試験にチャレンジしました。昨年はCASBEEのランクを指定する公共建築のプロポーザルもあったりして、知らないままでは済まされないことになってきそうな雰囲気も後押ししました。7月には「CASBEE戸建て」の講習会があるのでこれをうけて戸建ての評価委員の資格も取得予定です。
 1年ほど前に「自立循環型住宅」の講習も受けましたが、こちらは資格試験はありませんが、住宅設計に対する実効性はこちらのほうがずっとあります。今後、昨年のこうした勉強の成果を実務の場で活かしていきたいと考えています。

とりあえず めでたしめでたし。

CASBEEの公式ホームページはこちらから

投稿者 ishikawa : 17:16 | コメント (0)

2009年07月06日

ピラミッド建造の謎

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建築を仕事にしている人間には面白い内容でした。

 5000年も昔に建造されたクフ王の大ピラミッド。この建造方法に最近提唱された有力な新説があらわれ、その新説について詳しく検証していくドキュメントでした。この新説を考えたのがフランスの建築家ジャン・ピエール・ウーダン氏で、氏は1999年にピラミッドを見たときから10年をかけて建造方法の謎にチャレンジして新説に辿り着いたらしいのです。
 何より興味深かったのは、この新説を考古学者ではなく建築家が解き明かしたと言う点と、建築現場を沢山経験している経験主義的な合理性を感じた点である。番組を見て謎が解き明かされると建築に携わっている人が見たら、何故?いままでこの程度のことが謎だったんだろうと感じる人が建設業界の人には大勢いたのではないだろうか?例えばこの謎解きを日本のゼネコンが本気で取り組めば1年で結論がでたのではないだろか?というくらい単純なのである。 つまり いままで有力とされた説には建設施工者としてのセンスがないのである。この新説には実際の現場で経験した施工方法を考えるセンスが光っているのである。 分野を横断した知識や経験というのは大切なのですね・・・とピラミッドの建造方法と同時に興味深く拝見させていただきました。
 見逃した方は2009年7月12日(日)午前10時~ BS2(あなたのアンコールサンデー内)で再放送されるのではお見逃し無く。ちなみに番組は「エジプト発掘」という3回シリーズで紹介したものが第一回なのであと二つあります。

投稿者 ishikawa : 09:52 | コメント (1)

2009年04月28日

土門拳記念館

土門拳記念館

鶴岡から酒田の土門拳記念館へ。


 ここを訪れたのは15年以上前である。確かその時はじめて谷口建築を見たと記憶している。その後、谷口作品の多くの美術館を見た中でこの作品は最高傑作の1つと思っている。1つといいうからには複数あってもう1つは上野にある法隆寺宝物館だと思っている。
 この建物を調べてみると1983年竣工となっていて、今年で26年経過している。今回訪れて驚いたのは26年経過した建物には見えないということである。素晴らしく綺麗に使われていた。このレベルで維持するには相当メンテナンスに気を使って維持していることは言うまでもないが、設計、施工もそれに耐えうる質の高いものであったんだと思う。デザイン優先で竣工後に酷く汚れた姿になっている建築も沢山ある中で、この建物には本当に感心した次第であります。

土門拳記念館

土門拳記念館

土門拳記念館

土門拳記念館

土門拳記念館

温度22度湿度48%
帰り際に館の人に「本当に綺麗に使っていて驚きました」と伝えたところ、空調も2日に一回メンテに来ると言ってました、また設計者も度々訪れているそうです。
土門拳記念館

土門拳記念館


投稿者 ishikawa : 11:55 | コメント (0)

2009年04月25日

鶴岡

鶴岡
山形県鶴岡市。
山形は最近で言えば、「おくりびと」少し前には「武士の一分」「たそがれ清兵衛」など映画のロケ地となったりしています。鶴岡市は藤沢周平の出身地ということで武士の一分」「たそがれ清兵衛」などが撮影されたました。山形県も広いもので、山形市周辺は山に囲まれていますが、鶴岡は庄内平野にあり日本海に面した平らな田園地帯です。今回訪れたのはその昔、城のあった鶴岡公園周辺の公共施設を見るためです。

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 以前、鶴岡には仕事で5年くらい関わっていたのでこの場所は何度も訪れたことがありました。鶴岡の最後の仕事は鶴岡アートフォーラムの設計で、私は基本設計のアップまで関わり、実施設計を前に会社を退社し、今のアトリエを設立しました。アートフォーラムは既に竣工から数年経過していますが、独立後の仕事関係など・・まっいろいろありまして、今回初めて訪れた次第です。

 竣工写真も見ていたせいか、自分で設計に携わっていたので、想定通りというのが第一印象でした。ただ実際に見てはじめて気づく良い点、やや・・・というところとありますね。ただ全体からすればこの場所に相応しい高いクオリティで出来上がっているのは間違いありません。

鶴岡

鶴岡

鶴岡

鶴岡

鶴岡は桜散る頃でした。城趾のお堀です。

鶴岡

勤めていた頃は鶴岡出張はなかなかよい思い出で、人も温かかったと記憶しています。
鶴岡は個人的にはセンチメンタルな土地ですね。

投稿者 ishikawa : 10:08 | コメント (0)

2009年04月09日

羽田第二ターミナル

羽田第二ターミナル
前日の続きで、横浜の帰りに羽田に行ってきました。

 実はこの第2ターミナルははじめて訪れました。シーザー・ペリのデザインで、日本では西新宿のNTT本社を手がけています。

 結論から言うと、なかなか良かったです。少し商業建築っぽいテイストなのが、賛否あるのかも知れませんが、スケール感がほどよく気持ちの良い空間に感じられました。このあたりは百連錬磨の巨匠ということで、さすがと言うことなんでしょう。

 中心のシリンダー状の吹き抜けには千住博のタペストリー(といってよいか?)フォーリンウォーターがあります。実はこれペリの建築に不似合いな印象。空間がギラギラしたアメリカンテイストなので、墨絵っぽいこの絵画はイマイチで、しかも構図も横長なのも吹き抜けと合ってない印象。思い切って縦長の構図のほうが・・・・・・。
羽田第二ターミナル

 この吹き抜けにドカーンと滝が落ちてくる構図のほうがダイナミックだったかも。ペイント自体はとても素晴らしく。カナダから訪れたケビンも誰が書いたかとはじめに私に聞いたほど、インパクトがあるようです。
羽田第二ターミナル

 屋外の展望テラス。
羽田第二ターミナル

 ウィングの構造部分。
羽田第二ターミナル
 
羽田第二ターミナル

 おわり

投稿者 ishikawa : 03:25 | コメント (0)

2009年04月08日

横浜大桟橋

横浜大桟橋
横浜大桟橋に久しぶりに行きました。

 ここを見学に訪れた理由はカナダから友人が15年ぶりに来日し、横浜大桟橋を見たいといったからである。15年前には無かった建築ということである。

 久しぶりに訪れた大桟橋は少しデッキの色が褪せたかなと思うくらで特に変わった様子はなかった。大桟橋の屋上は建築と言うより地形といった様子でデッキと芝生しかそこには無いのであるが、大きなスケールの割に退屈しないのは、やはりこの地形のような造形によるところが大きいと思う。

横浜大桟橋

横浜大桟橋

 散歩がてら赤煉瓦の倉庫まで行ってみた。大桟橋周辺は今も開発が続いていて象の鼻地区も工事中であった。
赤レンガ倉庫
 赤煉瓦のカフェで頼んだアイスカプチーノ・・・735円・・・。

 再び大桟橋に。インテリアも何も変わらす。このスチールプレートは個人的にはいまひとつな感がある、ルーフの流れるような造形がインテリアでは感じられないから?ちょっと大袈裟な感じもする。
横浜大桟橋

そして羽田へ。

投稿者 ishikawa : 11:01 | コメント (0)

2009年04月01日

省エネ性能カタログ

省エネ家電カタログ
省エネ性能カタログ2008年冬版
家電商品の省エネ性能を比較したカタログです。

住宅の主なエネルギー消費はの割合は
「暖房」18~24%
「冷房」1.6~3.5%
「給湯」23~32%
「照明他電力」38~46%
と言われています。

また電力消費の割合は
エアコン25.3%
冷蔵庫15.2%
照明11.2%
家電製品の待機電力12.7%

 このカタログは「エアコン」「テレビ」DVDレコーダー」「冷凍冷蔵庫」「ジャー炊飯器」「電子レンジ」「蛍光灯器具」「温水洗浄便座」など住宅で主に電力を消費している家電製品について目標年度と目標消費電力の基準を定め、その基準を達成できていれば省エネ基準達成率100パーセントということで数値化しています。
 このカタログが重要なのは消費者にとってメーカー間の製品を同じ基準で比較することが出来ると言うことです。消費者はメーカーのカタログでは比較する為にそれぞれのカタログの仕様に書かれた数値を抽出して客観的にメーカー間の比較をすることが困難ですが、このカタログがあれば省エネ性能が高い順にランキングされ、しかも季節ごとの比較や年間の電力料金への換算まで知ることができます。
 製品を購入する際に省エネ性能を気にする消費者が今でもどの程度いるかわかりませんが、同じ機能ならランニングコストがかからない製品を選択することは容易に想像できます。
 また設計者としては数値の意味を知ることは決して無駄ではありません。例えばエアコンの季節ごとの消費電力を考えれば、古来からのいわれている「夏を旨とすべし」というのはエアコンにとっては消費電力を増加させるだけで、冷房の2倍以上もエネルギー消費している暖房の消費エネルギーを小さくする住宅設計のほうが1年間のエネルギー消費をより小さく出来ることになります。
 ちなみにカタログはガス、石油機器編もあります。カタログは送料のみ着払いで財団法人省エネルギーセンターから入手できます。啓蒙の為に家電量販店にもおいたほうがよいと思いますが、見たこと無いですね。
 自立循環型住宅への設計ガイドラインの講習会の時の話ですがここ10年で家電製品の省エネ化はかなり進んだそうです。特に冷蔵庫はここ10年で半分くらいの消費電力になってるらしいですよ。
 
 エイプリルフールですがまじめなネタでした。

財団法人省エネルギーセンターtop
財団法人省エネルギーセンターカタログページ

投稿者 ishikawa : 11:46 | コメント (0)

2009年02月23日

自立循環型住宅へのガイドライン

新年からず〜っと更新しておらず、失礼しました。いちおう普通に生活しております。

表題ですが、先週講習会に行って参りました。

 表題の取り組み自体は昨年の「建築技術」に掲載されてから関心をもっており、ちょうどそんな住宅の計画を考える機会もあり、講習会に参加してきました。
 自立循環型住宅の設計ガイドラインとはなんぞや?ということですが、このガイドラインを作成したのは「財団法人・建築環境・省エネルギー機構」という財団で、この財団が2000年頃の4人家族の標準的な住宅の仕様とライフスタイルを前提条件としたエネルギー消費を算出し、その前提条件から12の要素技術と呼ばれる設計手法を取り入れると省エネ効果がどの程度見込めるかを数値化し、その総和がエネルギー消費50%削減を目指している、可能であるというガイドラインである。
 では実際の要素技術とはどんな項目かということですが、「自然風の利用」「昼光の利用」「太陽光発電」「日射熱の利用」「太陽熱給湯」「断熱外皮計画」「日射遮蔽手法」「暖冷房設備計画」「換気設備計画」「給湯設備計画」「照明設備計画」「高効率家電機器の導入」の12手法と「水と生ゴミの処理と効率的利用」であります、最後の項目は手法としては確立されているのですが、省エネの数値化が難しくて外されていると言うことでした。
 個々の要素技術の内容は今現在使うことが可能な技術によって構成されていてとても具体的で目新しいこともほとんどありません、ではこの設計ガイドラインがなぜ必要なのか?ここが肝心なのですが、今現在、住宅設計で使われている様々な技術を使うことで総和としてどの程度の省エネが見込めるのか、その評価の物差しを作ったということなんだと思います。
 いままでこの外張り断熱をすると暖房費が削減できるとか、この設備を導入するとこのくらい省エネになるとかは、個々のメーカーが個々の前提条件で算出したもので、前提条件揃っておらず、メーカーが変われば数値の意味も異なり、わかりにくかったのです。したがって財団では、その前提条件を決めてしまってこの基準からどの程度省エネなのか評価しましょうということにしてしまい、且つ全体の総和としてどの程度省エネかということが容易に数値化できるようになりました。

これは個人的には大変、画期的なガイドラインであると思います。

 実は建築全体で言えば他にも評価のガイドラインはあるのですが、難しくて使いにくいのが実情ではないでそうか。しかしこのガイドラインは住宅に特化したことで簡単で誰でも使うことができるものになっている点で画期的であると思います。

この講習によってdpaの住宅設計も少し体系化して新たな展開を考えようかなと思っています。

自立循環型住宅HP

ちなみに300ページ近いガイドラインは一般販売はされておらず、講習会参加者のみに配布されているものです。


投稿者 ishikawa : 10:11 | コメント (2)

2008年12月05日

槇文彦 「近作を語る」講演会

 建築家 槇文彦氏の講演会を昨日聞いて参りました。

 有楽町マリオンにある朝日ホール6時半からの講演会でした。主催は防水の東西アス協同組合と田島ルーフィングです。毎年建築家を招いて東京都と大阪で開催してます。700席以上座れるらしいですが、ほぼ満員でした。
 講演会の副題として「グローバリゼーションの中で考えること」とあり、近作の紹介は海外のプロジェクトがほとんどでした。槇事務所のひとつの特徴として精緻なディテール建築がまず思い浮かびますが、いままでは槇氏が日本のゼネコンと50年近くにわたり仕事を重ねて結実したものである訳ですが、その精緻な表現を日本のゼネコンがいない海外でその地の文化と向き合いながらクオリティを落とさずに作品とすることの、困難さや楽しさを中心にプロジェクトごとに説明をされていました。アメリカではファブリケーターのユニオン同士のコーディネーションをモックアップで練習してから施工したこと、スイスのプロジェクトでは眞事務所がゼネコンの役割をして施工を取り仕切っていることなど、海外の建築文化の中で槇事務所の建築のモノとしての質を実現するか興味深い話をされていました。
 またモノだけではなく、空間の質も同時に海外文化の中で施工と同じような実現の過程を説明されていました、その中で興味深かったのは、海外の文化や人の振る舞い(ビヘイビアと言ってましたが)はそれぞれ違うのだけれど、その理解に若い頃に文化人類学を習ったことがとても役にっているとおっしゃっていたことです。アメリカ人の空間に対する振る舞いや、アラブ人のそれなど文化人類学に還元して理解してるのだと、感情的にならずに客観的な物差しで文化の違う人を観察しながら楽しんでいる風な語り口でした。

振り返って

 淡々と説明される槇氏なのですがその淡々とした印象とあ裏腹に各プロジェクトはその地域にとって重要な施設ばかりで、建築の質もそうですが、クライアントの質も相当高く、それを普通に説明されるあたりで、もはや雲の上の人という印象は否めなかったですね。それと講演の間一時間半以上立ったまま説明されたいたことも個人的には印象深く80歳を超えてなおあの体力はやはり並みではないと感じました。

 他にもメモには時間に関することなど重要なメモ書きも沢山あるのですが、毎年テキストが本として配布されているので、ここでは簡単な感想にとどめておきます。

投稿者 ishikawa : 09:30 | コメント (0)

2008年10月10日

浅草

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浅草です。
雷門の斜め正面に浅草観光文化センターが見えます。この建物の建て替えが公開コンペになっています。
こうして写真を撮ってきたので参加するつもりです。

で、
1日経って江戸東京博物館に来ました。ここで「浅草今昔」という企画展をしているのでコンペの参考にということで足を運びました。
久しぶりにこの博物館に来ました。これだけの巨大施設なのに相変わらず駅からのナビゲーションが悪くアプローチが貧相なのが残念、いつか改善されることを願っています。

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展示室に入ってしまうと、いつもながらとても素晴らしい展示空間が広がっています。何度来ても面白いですね。
銀座
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人力車
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浅草電気館
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スバル360 かわいい 子供の頃は走っていましたが最近は見かけませんね、復刻してほしい。
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三社祭りの御輿。これは特別展示です。
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コンペを忘れて展示に魅入られてしまいました。
実はこのあと「ボストン美術館浮世絵名品展」も見てしまいました。先日NHK特集でも紹介していましたが、どの浮世絵も素晴らしく保存状態がよくて発色が素晴らしいです。久しぶりに本物の浮世絵を見ましたが色といい構図といい独創的で少し興奮してしまいました。
11月30日までです。

ちなみにコンペ案は思案中です。

投稿者 ishikawa : 14:12 | コメント (0)

2008年04月28日

駅CAFE OPENしました

駅CAFE、OPENしました。

連休前にOPENできてホッとしてます。連休はイベントが多いから多くの利用者でにぎわうことでしょう。うちにも設計依頼がドッと増えるといいのですが・・・・。

投稿者 ishikawa : 11:54 | コメント (1)

2008年04月23日

駅CAFE オープン2日前!

あさってオープンします。
自然派パスタ&カフェ
P.styleCafe千駄ヶ谷店です。千駄ヶ谷の改札並びにあります。
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今日、完了検査、消防検査をして引き渡しです。25日オープンですから。
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お店のメニューのコンセプトです。
・ニンニクや唐辛子などを極力使用せず、旬の食材の味を引き立てます。
・バターや生クリームを使用せずオリーブオイルや豆乳を使っています。
・デュラムセモリナ100%の生パスタを使っています。
旬の食材の味を大切にした、カラダに優しいパスタです。

投稿者 ishikawa : 13:56 | コメント (0)

2008年04月16日

駅CAFE その3

駅CAFE その3
前面の足場がはずれました。

見つけ幅35ミリのシャープなフロントサッシュを使っています。

下の写真をみるとオープンはあくまで25日のようです・・・・自動ドアまわりのサッシュがまだ入っていませんが。


投稿者 ishikawa : 17:35 | コメント (0)

2008年04月14日

駅CAFE その2


だいぶ進みました。現場の仮囲いにはクライアントが4月25日オープンというポスターを貼っておりました・・・・あと11日です。

新宿御苑の桜も散り春のスポーツシーズン到来です。

スポーツシーズン??って感じですが、このCAFEの窓に外には東京体育館があります。ということはここからさらに国立競技場や神宮球場にもいけちゃいます。GWの客を逃がすまいと着々と工事は進んでいるわけです。

投稿者 ishikawa : 15:47 | コメント (0)

2008年04月11日

団地萌え

こんなDVDを借りてみた。
団地日和
団地日和

団地萌えの人たちが作った作品である。
今や行革で無駄遣い団体の急先鋒として取り上げられることが多いUR都市機構の前進である住都公団の団地を中心に紹介している。戦後の住宅難に応えるべき使命を持っていた頃の住都公団の輝かしい仕事がここに納められている。公団の社歌もレアです。
団地というと我々の世代にとっては古くさい、殺風景、不良のたまり場・・・「家族ゲーム」といった団地批判が社会問題として噴出した時代に生きていたので、ネガティブなイメージがあります。しかしいまや高密度化した都心の風景からすると公園の中に住んでいるかのごとくゆったりとした住棟配置が生み出す豊かな自然環境が都市の貴重なオープンスペースになっているところも少なくありません。また画一的に見える住棟も時代によって様々な変遷があり、そういったタイポロジーも量が沢山あるだけに考古学的興味をそそるのかもしれません。
建築関係者ならこのDVDを見て改めて団地について知りたいと少し思ってみたりも・・・なくはないです。一般のひとにもきっと面白いのでは・・・。

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2008年03月25日

駅CAFE

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進行中の現場に行きました。鉄骨の建て方が終わったところです。

鉄骨造の建物はスケルトンの時はとても軽快な感じがして、できればこの軽さをそのままいかしたいといつも思います。これから、屋根、壁、サッシュなど仕上げがされてくると次第に軽快な感じが薄れていきます。
今見えている御苑の森もこの状態ではとてもいい感じなのですが・・・・・。
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2007年09月04日

銀座に登場したPOP architecture〜ニコラス・G・ハイエックセンター

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銀座の中央通りに登場した新名所、ニコラス・G・ハイエックセンターを見てきました、坂茂設計です。

1階に各ショップのガラスのショウケースが点在しています。興味を持ったらそのショウケースに入ってボタンを押すとスーッと上がりだして上階にあるショップへ直行です。つまりショウケースがエレベーターになっているわけです。
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下の写真は上階に上がりきったところ。
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60年代後半にアーキグラムが描いていたPOPな建築のイメージが半世紀たって、そのままここに実現されています。中央通りから見ていると大きな吹き抜け空間を上下するショウケース達がとてもSFチックでPOPな感じです。アメリカ仕込みの坂茂氏ならではのアイディアで映画で言えばハリウッドのエンタメ系ともいえる見ていても使っていても楽しい建築です。

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2007年08月30日

ミッドタウンと新国立美術館

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新国立美術館です。いまや共生党党首として高名な黒川紀章氏の設計です。友人達からなかなか良いと評判だったので早く見に行こうと思っていましたが、今日が初来館となりました。

天気が小雨と言うこともあり初めの印象はやや暗いというか・・・かなり暗いという印象です。あれだけのガラス建築なので晴れた日はまた違った表情になるのでしょうが。
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エンジェルリングの下がフレンチレストランになっています。レストランには行列が出来ていました。見たところ厨房が見あたらないので、客席の下のようです、おそらく中央のリフトらしきもので上下をつないでいるのでは?余談ですが。

全体の印象は、広々していて気持ちよいです。ぐにゃっとしたガラス面のディテールもこのスケールだとさほど気になりません。福井県にある黒川氏設計の美術館でも同じような手法のガラス面があるのですが、スケールが小さいためサッシュのディテールばかり見えてきて落ち着かない感じでしたが。
外観も巨大な建造物にありがちな退屈な量塊にならず、ぐにゃっとした塊が不思議な奥行きを感じさせ、サッシュのディテールが遠景から近景へとスケールとつないでいてなかなか良い感じでした。
そして
新国立美術館を後にしてミッドタウンへ。建築行脚する人のおきまりコース?でまずデザインサイト21-21、安藤建築へ。
特に写真は撮りませんでした。通り側と変わって裏側は緑豊かで広々とした感じです。デザインサイトは安藤テイストと一目でわかるインテリアでした。一番感心したのはエレベータ。台形のかごにおそらくアルミの研磨仕上げ?天井は全面テフロン?の内照式の照明でボタンの音と扉が開閉時に効果音が仕込まれていて、とにかく格好良かった!(インテリア撮影禁止なので写真無しです)いままでヌーベルのル・モンド・アラブのエレベータが一番でしたがそれに匹敵します。

そしてミッドタウンのガレリアへ・・・ここは高級すぎて庶民にはあまり見るものがないので、エントランス近くのスタバへ。写真はスタバの前の広場です。カラトラバチックですが、なかなか迫力のある構造体です。
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最後にちょっと気に入ったところを、内藤さんの「虎や」ものれんがヒラヒラしていて面白かったのですが、写真は地下のスーパーです。向かいの通路全面にレタスか何かのプリントがされてます。なんてことはないですが野菜に包まれているようでグッドでした。
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帰り際に発見した向かいのビル。なにもミッドタウンに合わせた外観にしなくともって思っていたら、そうではないようです。
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2007年06月22日

ル・コルビュジェ展@森美術館

ル・コルビュジェ展を六本木ヒルズにある森美術館で見てきました。少し前なのですが、鹿島建設の友人のW君に誘っていただき同建設貸し切りの日でした。

ル・コルビュジェ展:建築とアート、その創造の軌跡

 サブタイトルが「建築とアートその創造の軌跡」とある通り、絵画や彫刻の展示がかなりありました。聞くところではコルビジェの絵画や彫刻は森美術館の自慢の収蔵品とのこと。
 今回の展覧会の最大の見応えは原寸のモデルであろう。コルビジェの絵画のアトリエ、ユニテのメゾネット住居ユニット、カップマルタンの休暇小屋が原寸で体験できる。モデルとはいえ、この3つの建築を訪問したことがなかったわたしにとっては大変有意義であった。原寸モデルになるとディテールまで表現されていてなかなか感じ入る箇所が多い、例えばユニテの住居内の階段の段板にスリットが設けてあったり、手摺りが左右で大人用と子供用の高さになっていたり、子供室の幅が1800ミリ程度でもなかなか面白い空間に仕上がっていること、カップマルタンでは8帖程度で生活に事足りることがわかったりと、図面ではわからない部分がモデルでは体で覚えられました。あらためて建築は実際に見ないといけませんなと思った次第です。

 写真は展覧会のあと展望台からLX2で撮影した写真です。オートで撮影しましたが結構よく写ってます。(クリックすると鮮明な少し大きな画像になります。)
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帰りは飯までおごって貰いました。W君サンクス!

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2007年06月07日

藤森建築と路上観察

初台の東京オペラシティーアートギャラリーで開催されている藤森建築と路上観察を見てきました。
藤森流 自然素材の使い方
藤森流 自然素材の使い方
藤森 照信,大嶋 信道,柴田 真秀,内田 祥士,入江 雅昭

 展示ははじめ、藤森建築で使われている仕上げのサンプルとその工具が紹介されている。藤森建築では仕上げは縄文建築団という藤森建築のために結成された素人メンバーで仕事をしているので、素人でも使える工具や仕上げなどが工夫されていて感じ入る。そのコンセプトはとにかくあらあらしく不均質に仕上げる素人流である。展示の始めにあるテキストには建築で一番大切なのは「仕上げ」という考えが述べられており、建築史家である氏の世の中の建築家に対する批評が含まれているように受けとれるテキストであった。したがって展示のはじまりも藤森建築の仕上げから構成がはじまっているのである。
そして靴を脱いで上がる第二展示室では藤森建築の現在、過去、未来が俯瞰できる内容となっている。ここで一番興味深かったのは東北大学の卒業設計の展示である。現在の藤森建築とは全く作風は異なるが、広瀬川の汚染に対する視線や橋のようなユニークな建築物、ルドゥーへの関心などが述べられているのだが・・・・少し一般の学生からは興味がズレていたのではないだろうか?そしてその建築も橋の上にかかる構造物なのである。そして現在の藤森建築も全く今の建築界とはズレている視点をもって問いかけているあるあたり発想の原点を見る思いであった。原点は「橋=端」からの視点といったところではないだろうか?
 そして路上観察学の展示となるのだがこれも視点のズレをカメラによって切り取りお題を付けるという画像による川柳のような?ユーモアがあるのだが。今回藤森建築の竹と藁で作った特設ドーム内でのビデオ展示となっていて撮影者自らのナレーションが入っている編集となっていてタモリクラブをみているようであった。ドーム内には数人の外国人もいたのだが、これがバカ受けで大声で笑っていたのでインターナショナルに通用する学問として世界中にひろがるかも?しれない・・・思うのであった・・・。
 オペラシティのアートギャラリーでは年に1回のペースで建築展が開催されているのだが建築家の展覧会ではこむずかしいテキストを読むのが辛いこともあるのが、今回の展示は全くそのようなテキストは存在せずひたすらわかりやすい内容と笑いで楽しい展覧会であった。
ザ・藤森照信—総勢100名による徹底探究-歴史・設計・人間
ザ・藤森照信—総勢100名による徹底探究-歴史・設計・人間

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2007年05月02日

the nomadic museum

ノマディック美術館
お台場で開催されているグレゴリー・コルベールの「ashes and snow」を見てきました。会場はニューヨーク、サンタモニカで開催され日本が3会場目となる移動式のミュージアム「the nomadic museum」です。設計は坂茂氏です。

「ノマディック美術館」は毎回現地で「レンタル」するシッピングコンテナ、「リユース」する屋根とコンテナの隙間を埋めるアルミフレームとテント、床用木製パネル、小屋組の紙管トラス、「リサイクル」する部材、長さ10M直径74cmの紙管柱という3種類のコンポーネントから成り立っている。

カラフルなコンテナ
ノマディック美術館

エントランスの紙管の柱と小屋組、柱はインテリアではダイナミックな柱廊となっている。(インテリアは撮影禁止)
ノマディック美術館

ノマディック美術館

コンテナのジョイント部分
ノマディック美術館

基礎は現状復帰するためにゴムマットの上に鉄板を敷き、その上に鉄骨で作られていた。写真でわかるように鋼製の束の高さを調整することで水平を出している。
ノマディック美術館

展覧会の内容は手漉き和紙にプリントされた写真と3パートある映像シアターで構成されていてかなり見応えがある、映像と写真の内容はリンクしているのだが驚いたことに映像から流用されてると思って見ていた写真は別々に撮影されたそうである。とても神秘的な写真と映像で水の表現とスローで再生される手法はタルコフスキーの映像を想起させる部分もありたいへん美しい。

さて会場の室内環境であるが、これは一時的なミュージアムとはいえやや難のある室内環境であった。まず海の近くということで風が強くテントのばたつく音がかなりうるさい。湿度調整をしていないのは仕方がないが暑いのはやや息苦しかった。致命的なのは室内の反響が大きいせいで展覧会の重要な要素である映像のナレーション、特に手紙の読み上げのディテールが聞き取れないことである・・・・これは人によってはクレームをつけるレベルではないだろうか?

投稿者 ishikawa : 16:30 | コメント (2)

2006年12月28日

7%

国土交通省が全国で10階建て以上のマンションを無作為に調査して耐震強度不足の恐れがあると発表した。

対象となる推計7000棟から無作為に386棟を調査しその15棟が強度不足の恐れがあると。7%という数字が7000棟にあてはまると、全国にこのようなマンションが490棟あることになる。さらに、ことの深刻さを煽ると、建築物はマンションだけではないので、オフィスビルなどの他の用途の建築物もある、さらにこの調査は2001年から2005年頃に確認申請を受けた物件なので、2000年より以前の建築物は対象外である。
こう考えると、日本中が耐震強度不足の建築だらけなのである。
今回の7%と新耐震前の建築物で耐震補強がなされていない建築物を合わせると、(これは個人的な推測であるが)建築物全体で15%くらいになるのではないだろうか。ハッキリ言って手の施しようがない数字である。地震が来たらロシアンルーレット並の確率で危険が及ぶのである。阪神大震災を見れば明らかである。
誰に責任があるのだろうか?
ちなみに、うちの設計では住宅でも専門の構造設計者と協力して設計している。現場では、こんなゴツイ構造はじめて見たってかなりの確率で言われる。でもそれが正しい構造体の姿であるとすれば、かなりの確率で住宅もヤバイことになる。関東ではもう大地震が80年もない状態で何が頼りかと言ったら大工や工務店の経験だろうか?構造設計が一番信頼度が高いのである・・・(確認申請の壁倍率の計算は構造計算とは言えない)。そして次にその設計を忠実に施工できる工務店の施工レベルということになる。

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2006年10月27日

集まって住む 3

大学の課題も無事終わりました。結論から言うと予想以上の出来で、教えている側からすると、手応えがあってやりがいを感じました。

個人的なメモです。
 集合住宅ということで、紋切り型の住戸プランや形になるのではと危惧していましたが、驚くほど自由な発想の作品が多く、これは正直いうと学生に対して自分がもっていた先入観が間違いでした。はじめにいろいろと事例や設計について教えたことが功を奏したのかもしれない。
  一方、集まって住むということに対しては考えが浅かったように思います。多くの案が住戸とその共有スペースという二項対立の単純な図式から抜け出せなかったように思います。これははじめの「驚くほど自由な発想」という言葉と矛盾するようですが、自由な発想は建築のフォルムとしてであって、住戸とその共有スペースという単純な図式という面では単調でした。これについては教え方にも問題があったと思いますし、わずか6回のエスキスで考えるには限界があるようにも思います。もう少し建築を図式的な問題で捉える視点を養い、ボリュームと同時に検討できるように、次回は意識して取り組みたいと感じました。

ブログで「集まって住む」とタイトルをつけるほどことでもなかったですが、来年もおそらく同じ課題で教えることがあると思うので今年個人的に参照した集合住宅の事例と文献を最後にメモしておきます。
・用賀Aフラット (音楽家の為の賃貸住宅) 設計:早川邦彦建築研究室
・白石市営鷹巣第二住宅 (シルバーハウジング)  設計:設計組織ADH/渡辺真理+木下庸子
・森山邸 (単身者集合住宅) 設計:西沢立衛建築設計事務所
以上授業で学生に紹介した事例。
・egota houseA (都市住居の一つの回答として)設計:坂本一成研究室
・船橋アパートメント(ユニットの分節がユニーク)設計:西沢立衛建築設計事務所
・真鶴共生舎 (シルバーハウジングの事例) 設計:吉良森子+濱下満
・上井草グルップボエンデ (シルバーハウジングの事例) 設計:阿部勉/アルテック
・久が原のゲストハウス(留学生の為のゲストハウス)設計:デザインヌープ
・洗足の連結住棟(都市住居の一つの回答として)設計:北山恒+architectureWORKSHOP
以上個人的に資料として収集した事例
参考文献
・集合住宅をユニットから考える 著者:渡辺真理+木下庸子
・ヒルサイドテラス/ウエストの世界
 (歩行者導線や空地の取り方などを示したダイアグラムをプレゼの参照にせよ、言ったのだがイマイチでした)

今回はこの程度です。

次週からは「街角のギャラリー」
保存建築を含んだちょっと難しい内容ですが、前半は好調であったので、少し楽しみです。

投稿者 ishikawa : 10:00 | コメント (4)

2006年09月26日

集まって住む 2

ヒルサイドテラス/ウエストの世界
ヒルサイドテラス/ウエストの世界
前回、「集合住宅をユニットから考える」を紹介しましたが、その中でも槇文彦氏への取材記事もありました。
今回はヒルサイドテラスについてまとめられた「ヒルサイドテラス/ウエストの世界」についてです。

日本で建築を学んだ人でヒルサイドテラスを知らない人はモグリであると断言できるほど、有名な建築であります。今教えている学生には、はじめの授業で紹介しようと考えていたのですが、なんせ限られた授業の中で教えなければならないので、課題に似た小さなスケールの事例を紹介し、ヒルサイドテラスには触れませんでした。それとヒルサイドテラスの歴史と建築について自分が教えるのもおこがましいので、今度、この本を紹介しようと思います。
 実はこの本を購入したのが後期の授業が始まる直前であった。書店などで立ち読み程度にめくって見てはいたが、雑誌などで特集されていたことを再度まとめた本と言うことくらいしか認識がありませんでした。しかし置かれた状況が変化すると見え方も変わるもので、再度、人に事例を教えなければならない立場で見るとこれが実に素晴らしい編集であることに気がつかされました。この本をきっかけに学生が集合住宅の事、建築の事、アーバンデザインの事を勉強するには最良の一冊といっても過言ではない・・と思います。目次を見るだけでも濃密な本であることがわかります。この本をきっかけに「見えがくれする都市—江戸から東京へ」
「見えがくれする都市—江戸から東京へ」記憶の形象—都市と建築との間で
記憶の形象—都市と建築との間で
と槇文彦氏の著作を読むときっと建築を考えることが楽しくなるのではないでしょうか。オススメです。学生にとっては大変よい勉強になると思います。
目次
ヒルサイドテラス+ウエスト2005
序文—ヒルサイドテラス+ウエストの世界 槇文彦
ヒルサイドテラス+ウエスト1969‐1998
都市の中のヒルサイドテラス+ウエスト
・代官山周辺の歴史と変遷 槇文彦
・ヒルサイドテラスと代官山の街 元倉真琴
・ヒルサイドテラスをめぐる文化・社会活動と都市性 前田礼
・スロー・アーキテクチャー 五十嵐進
・街が生き続ける仕組み 植田実
・伝統が息づく都市開発 ロナルド・E・ラボイエ
ヒルサイドテラス+ウエストの建築・空間・都市性
・パブリック領域と住居ユニットの構成 解説:槇文彦
・街並みとしてのヒルサイドテラス+ウエストの解読 門内輝行+槇文彦
ヒルサイドテラス+ウエスト図面集

建物高さ、パブリックスペース、空間の襞、回遊性のある経路、を図解したページ
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六期の全体平面と写真
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断面詳細図です。ディテールがなぜ重要かは槇文彦氏の著作に書かれています。
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ウェストの断面詳細図です。
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これ以上ない親切な編集と思います。

投稿者 ishikawa : 10:51 | コメント (0)

2006年09月24日

集まって住む 1

 大学の設計課題で集合住宅を学生に教えている。自身は実務では幕張ベイタウンを2ブロック設計を担当した経験と、大規模な戸建て集合住宅地の計画に携わった経験がある。その時々でそれなりに集合住宅について様々な文献を読み見ながら実務をしてきたつもりであるが、最後の設計をしてから早くも5年ほど経過していることもあり、あらためて勉強し直してみようと思い少し文献と実例探しをした。そのなかでいくつか面白かった本など紹介してみようと思う。

集合住宅をユニットから考える—Japanese Housing Since 1950
集合住宅をユニットから考える—Japanese Housing Since 1950
渡辺 真理, 木下 庸子
 新建築の特集をまとめた本で前から気になっていたのがこの本である。ユニットとはnLDKなどのインテリアのことで、言い換えればインテリアから集合住宅を考える本である。本書はそうした視点から1950年つまり昭和の戦後復興時から現在までをおいかけている。
 この本の面白いところは住戸プランに焦点をあてて設計者や住人になどの生活の様子をレポートしているところであろう、特にミースのレイク・ショア・ドライブでは複数の住人を取材し、そこでの生活ぶりの変化をユニットの変化を年代ごとに図面化されたもので追いかけることができ、大変興味深く読むことが出来た。また巻頭の北山恒氏との対談では最近の小さな集合住宅の実例から将来の建築家の果たしうる役割などが語られており「明るい未来」として楽しみな内容であった。
 下の目次にあるようにかなり総花的内容であるが、これから集合住宅を考える人には最良の入門書ではないだろうか。
 目次
座談会1 北山恒×渡辺真理×木下庸子—多様化する集合住宅をめぐって アフタースプロール時代の都市の住まい
今なぜ住戸平面を見直すのか?そして50年代のパイオニアの作品が今なぜ新鮮に見えるのか?
30年前に予見され実現された都心型居住と郊外型居住のかたち「ヒルサイドテラス第1期」と「桜台コートビレジ」
公団住宅の標準設計プランから学ぶもの
接地型あるいは低層集合住宅の今日的意味「茨城県営水戸六番池団地」と「中島ガーデン」
「レイクショア・ドライブ・アパートメント」もすでに半世紀前の事件なのである
エスアイって何?
ポスト・コミュニティ時代の集合住宅のあり方を「ハイタウン北方北ブロック」で考える
集合住宅の80年代
集合住宅の90年代
賃貸と分譲の間ポスト「住宅双六」時代
「住まいを開く」ための方法論—山本理顕的想像力
オルターナティブ・ハウジングの展望—「環境」、「家族」そして「参加」
座談会2 西沢立衛×渡辺真理×木下庸子—脱・集合住宅の時代 住まうための環境づくりへ

投稿者 ishikawa : 16:36 | コメント (0)

2006年07月24日

K邸オープンハウス終了

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K邸オープンハウス終了しました。梅雨の合間でありましたが、幸い雨にも降られず曇り空のなか開催することができました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。

ということで一部ではありますがブログでインテリアの紹介を

玄関を入るとすぐに階段になっており、開放的な2階のリビングへつながっています。
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階段途中から見上げています。
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LDKです。一番高いところで3.2Mの天井高さとなっています。
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リビングからはテントのあるバルコニーまで一体的に使えるようにしてあります。バルコニーまで含めると25畳くらいの床が広がっています。
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バルコニーは風が抜けてとても気持ちよいスペースです。テントも爽やかな仕上がりになりました。
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来場していただいた方々も2階の明るく開放的なところを気に入っていただいた方が多かったようです。このほかの部分に関しても奥様方には機能な細かい部分も好評でありました。

投稿者 ishikawa : 13:23 | コメント (2)

2006年07月19日

K邸オープンハウス

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オープンハウス開催のお知らせです。
開催日:7/23(日)11:00〜17:00
開催地:埼玉県 さいたま市岩槻区
    最寄り駅:東武野田線岩槻駅 下車徒歩15分

敷地は閑静な住宅街の一角、ガルバリウム鋼板の金属サイディングに温かみのある木製ルーバーとテントが融合する外観です。1階奧はプライベート空間、玄関はトップライトのある階段ホールとなっています。2階の勾配天井のリビングダイニングはバルコニーと一体となったワンルーム空間で、バルコニーのテント越しに柔らかな光がそそぐ、家族が集う場所になっています。
見学ご希望の方はご連絡下さい。詳細の案内図等をお送りいたします。
連絡先 info@dpa.co.jp
担当 藤本、石川

投稿者 ishikawa : 14:20 | コメント (3)

2006年06月16日

スタッフ時代の仕事〜コーンズハウス1

今年から非常勤で大学に教えに行くことになり、そんな関係から学生に自分の仕事を紹介することになり改めていくつかまとめた中のひとつがこの仕事である。
これは独立する2年程前の仕事で小沢明建築研究室時代に担当していました。設計は1999年の夏頃にスタートし着工は2000年4月、竣工は2001年5月です。あっと言う間の短い期間で完成しました。今年でちょうど5年経過しています。
今日から何回かにわけて紹介します。

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一見単純そうな建築に見えますが、実は設計する側にとってはもの凄く複雑な仕事でした。各階は地階がサービス工場、1階、2階が自動車ショウルーム、3階〜6階が事務所、7階がゲストハウス(住宅)、そして屋上に4m程度の広告塔(工作物)という構成になっています。下が断面図です、これをみるとわかるように図面の右側には地階から2階まで車の出し入れができる多層階出入庫式の立体駐車場が納まっています。これは日本ではこの物件が2例目でこれに関係した各種特例申請にとても頭を悩まされた記憶があります。
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下が2階ショウルームのパーキングからの出入り口です。2階からはパーキング内のメカの動きがわかるデザインになっています。見えている赤い車のパレットを呼び出せば、下の出入り口のところへ自動的に運ばれてきます。ちなみにパーキング内の消火設備は特例申請をした確かHFC-23という人体に比較的無害なガスを使用しています。(このガスによってデザイン上重要な消防法の緩和を受けました)

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ショウルームのインテリアです。インテリアの家具などは清水舞台工芸社によるものです。

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つづく

投稿者 ishikawa : 14:51 | コメント (0)

2006年06月05日

コートハウス

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更新に少しあいだがあきましたが、死んでいたわけではありません。
小学校の残務と少しばかりの営業仕事や駆け込みの仕事などをこなしつつという感じで相変わらず貧乏ヒマなしといったところです。
写真は営業仕事のひとつのコートハウスです。

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コートハウスという中庭を取り囲む建築形式はさかのぼれば紀元前までさかのぼれてしまう都市型建築のプロトタイプで、古今東西世界中で見ることが出来ます。
写真の住居でこの形式を採用した理由は2世帯、3世代が同居するために互いに中庭を挟んで適当な距離感を保つ事ができ且つ老夫婦がガーデニングを楽しめる庭を希望していたからです。

本来こうしたコートハウスは隣地境界線上に壁面を設けることで都市全体で敷地の有効利用がはかれるのですが、日本の法律では住居地域では隣人の許可がない限り隣地境界線上に建築することは出来ません。また敷地の狭さとも手伝って日本では写真のように中庭の一辺が開いた形のコの字型コートハウスが雑誌などでも多く見かけるタイプなのではないでしょうか?

ちなみに日本の法律では隣地境界線付近の建築については民法と建築基準法が矛盾しています。民法では隣地境界線から50センチ以上離す事になっていますが、基準法では隣地境界線まで建築して良い事になっています。その矛盾については最高裁の判例があって都市部のような土地の高度利用が期待されている地域では隣地境界まで建ててよいことになっています。逆に良好な住環境が望まれる地域では民法が優先されます。

自身はコートハウスのように中庭のある住宅には住んだことがないのですが、町屋の坪庭や通っていた大学のセミナーハウスなど中庭のある環境にはちょっとした憧れがありいつか中庭のある住宅を設計してみたいと願っているのですがなかなか実現に至りません。

投稿者 ishikawa : 21:57 | コメント (0)

2006年05月02日

尼ヶ崎の家 その14

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工事も佳境となってきて残すところわずかな状況です。
写真は階段吹き抜けの部分です。ここは日射を抑えるlow-eペアガラスを採用しましたがそれでも現場には空調機がないため暑かったようです。
この吹き抜けが家の中で最も暖かくなりその煙突効果によって自然換気を家全体で行える計画となっています。

階段の塗装も終えました。1階はプライバシー保護のため吹き抜けの上部の窓から採光しています。
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キッチンも入り仕上げも最終段階です。
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外部です。西日よけの簾のようなルーバーです。
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玄関の門扉部分と板塀を施工しているところ。
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2006年04月05日

「51C」家族を容れるハコの戦後と現在

「51C」家族を容れるハコの戦後と現在
「51C」家族を容れるハコの戦後と現在
鈴木 成文, 上野 千鶴子, 山本 理顕, 布野 修司, 五十嵐 太郎, 山本 喜美恵
以前から気になっていた本で最近読み終えました。
目次
第1章 「51C」の成立とその後の展開
第2章 性の絆からケアの絆へ
第3章 「現在」の集合住宅
第4章 シンポジウム「51C」は呪縛か
第5章 シンポジウムを終えて
第6章 「51C」:その実像と虚像—戦後日本の住宅と「建築家」

「51C」とは1951年度公営住宅標準設計のひとつの型の名称である。戦後の集合住宅史を考える時その原点として一般的には考えられている。

われわれ30代後半の世代にとっては集合住宅は既にnLDKで語れるマンションとして存在しており、建築を勉強し社会に出たときもnLDKという間取りのイメージは強固に存在していた。一方で建築雑誌などに載る建築家の集合住宅では「nLDK」からの脱却というような説明がしばしば登場し、なんとなく「nLDK」は建築家の攻撃対象として存在しているのだなと学部の学生の頃は認識していた程度であった。おそらく集合住宅を研究していた学生以外はわたしと変わらない印象ではなかったかと思う。

大学院の頃、藤森教授の「昭和住宅物語」を読んだときに初めて51Cという言葉を知った。その後社会に出て幕張ベイタウンや公団の集合住宅の計画などをするにつれて、次第に集合住宅について考える機会が多くなり、自らも日本の集合住宅について様々な疑問や限界点を考えるようになった。

この本では51Cをデザインした鈴木成文氏の言葉でその成立やその後の展開について語られていて興味深く読んだ。また山本理顕氏や社会学者の上野千鶴子氏などの視点から51Cが戦後の住宅に与えた影響が語られている点など興味深い。・・と抽象的なことばかりなのでなんなので、個人的に一番印象に残った自らの新発見は

「鉄の扉」で閉じられていることが地方から出てきた近代家族、核家族にとって都合のよい住居であったということである。

つまり団地は他人と交わりたくない人達の集合した場所であるいう事実に対して自分はこの本を読むまで無認識であった。
「集まって住む」ことに対していままで計画側として和気あいあい的な場所づくりの幻想を抱いていいたように感じ少し恥ずかしかった、他人が「集まって住む」ことはストレスなのである。そいう見方をすれば南面の平行配置、片側廊下は合理的であり「鉄の扉」の中でストレスを最小限として生活することができる、そしておのず集合住宅は住戸の内部への関心になりnLDKという共有されたイメージが流通することになるのである。(そんなに単純な話ではないが)
とりあえずそうした視点を得ただけでも山本理顕氏の東雲の集合住宅など最近の事例が異なって見えてきた。それだけでもこの本を読んだ甲斐があったように思う。いずれまた集合住宅計画することがあればいままでよりマシな考えをできるようにしたいもである。

実は続けて「私たちが住みたい都市」という山本理顕氏がコーディネートしたシンポジウムをまとめた本も読んでいるのだが、こちらでも似た文脈でつながる部分が多く面白い、もう少し読了するのでいずれまた紹介したいと思う。
徹底討論 私たちが住みたい都市 身体・プライバシー・住宅・国家 工学院大学連続シンポジウム全記録
徹底討論 私たちが住みたい都市 身体・プライバシー・住宅・国家 工学院大学連続シンポジウム全記録
山本 理顕

投稿者 ishikawa : 17:36 | コメント (0)

2006年03月26日

「今日はあなた 明日は私」

アスプルンドの建築 1885‐1940
アスプルンドの建築 1885‐1940
川島 洋一, 吉村 行雄
アスプルンドの展覧会を松下電工汐留ミュージアムで見てきました。
展覧会HP

展覧会はWoodland Cemetery 森の斎場をメインにアスプルンドの生涯に渡る作品が展示されていた。
アスプルンド(1985-1940)の森の斎場は個人的にまだ見たことがない建築で見たいと思っている建築の最上位のもので、今回の展覧会はかなり楽しみであった。
この斎場の魅力はなんといっても自然と建築が一体となったランドスケープであろう。アプローチから十字架が見える風景はあまりにも有名であり、それがこの場所を一瞬にして人の「生と死」を物語っている場所であると感じさせる見事なランドスケープである。
アスプルンドの時代はロマン派からモダニズムへの移行時期にありモダニズムとロマン派の折衷というと単純すぎるが、アーリーモダンの建築にはそうした暖かさがあるように思う。特にアスプルンドをはじめとした、北欧のモダニスト達は森の国に相応しくモダニズムの建築に木を多用したことで、アメリカなどでは鉄とガラスのドライなモダニズムへと発展したのに対し、最後まで暖かな雰囲気のモダニズム建築を生みだし続けていた。ちょっと横道にずれたが、個人的にアーリーモダンの建築家には北欧の建築家にかぎらずペレやベーレンスなども好みの建築家である。

「今日はあなた 明日は私」

アスプルンドは森の火斎場を完成させた後、心臓発作でこの世を去り森の斎場に眠っている。この斎場には「再生」のイメージも重ねあわされている。
アスプルンドHP

投稿者 ishikawa : 17:31 | コメント (0)

2006年03月02日

MY ARCHITECT

おくればせながら先日、映画「マイアーキテクト」を見てきました。

映画としてとてもいい内容でした。
伝説の建築家を父にもつ息子(といっても愛人の子で11歳で死に別れた)が父の死後25年を経て父親探しの旅をドキュメントとしてつづった映画なのですが、映画にするにふわさしく父、ルイス・カーンは人々の記憶の中に伝説を作品とともに残していたのである。
この映画についてとても好感を持ったのは、父を賛美する人、否定する人、愛人、タクシー運転手、死の第一発見者など実に様々な立場からカーンの実像を照らし出していていること、もう一つは、ソークでローラースケートをする場面や、ダッカの広場で父を賛美する市民と握手を交わすときの誇らしげな顔をする場面などに感じる父への愛情がうまく表現されていることである。
さて
振り返って同じ建築家という職業で自分を顧みると、やはりカーンは偉大であると言わざるを得ない。
特にダッカの議事堂など23年間コンクリートを手で運んで建設したというのだから・・・そしてカーンがこんなに素晴らしい建築をこの地に残してくれたと感謝されるのだから。戦争中も古代遺跡と思われ空爆されなかったというのだから。
映画なのでフィクションかもしれない。しかし建築家とはそういう可能性を秘めた職業であるということを示してくれたルイス・カーンと、それを映画で一般に示してくれたナサニエル・カーンに感謝せねばなるまい。あらためて建築家として原点を見つめ直させてくれる映画であった。

投稿者 ishikawa : 21:25

2005年12月24日

パラソルヒーター

DSC04805.jpg
パラソルヒーターとは屋外用ガスストーブである。

オープンテラスに使用している様子です。WING高輪のイタリアンレストランのオープンテラスで撮影許可を貰って撮りました。
DSC04804.JPG
今計画中の案件で天井の高い半屋外的な場所の暖房方法に頭を悩ませていたのですが、このパラソルヒーターを補助暖房として提案できるかチェックしに行きました。
カタログによると直径6mの範囲を快適に暖かくすると書いてありました。体験した感じではほぼカタログ通りだったように感じます。直近ではかなりのパワーであまり近づきすぎると頭が熱いです。
写真のタイプはプロパンガス20㎏を内蔵していると思われます。カタログによると22時間連続運転可能でガスのコストは5250円程度らしいです。ということは一日8時間営業とすると約3日でガス欠になり、一日1800円程度のランニングコストとなります。このテラスには3台ありましたので一日5000円程度ガス代がかかる計算です。
なのでちょっと連続使用が想定される場所には少し辛い感じもしますが、補助的に一時使用するような場所にはもってこいですね。
メーカーサイト
山岡金属工業
レンタルもあります
福田屋

投稿者 ishikawa : 22:30 | コメント (0)

2005年11月30日

買います Wanted! GA 63 and GA 66

GA 63 カルロ・スカルパ ヴェローナの銀行
GA 66 グリーン&グリーン ギャンブル邸
この2冊をさがしています。それぞれ5000円で購入します。

GA 63 カルロ・スカルパ ヴェローナの銀行
はアマゾンのマーケットプレースで売りに出ていたが、18000円はちょっと馬鹿げているので、ブログで希望を出してみました。

GAを整理していたら、全て揃えるのにあと4冊ばかり必要なことが判明し、2冊は南洋堂で購入したが、前述の2冊はどこも品切れでありました。

写真は南洋堂から拝借したギャンブル邸のGA66の表紙

87140066.jpg

よろしくお願いします。

投稿者 ishikawa : 13:41 | コメント (2)

2005年11月20日

耐震強度偽造

一般社会にもかなり波紋を広げているこの事件ではあるが。

私たちは建築設計事務所は大きくわけて3つの部門に分けられる。それは「意匠」「構造」「設備」である。それらをひとりの人間が全て設計することはまず殆どない。
受注形態は意匠設計事務所が請けた仕事を構造と設備の設計事務所と協力して行うことが殆どである。

そして今回のケースではどうも偽造した構造設計事務所は施主から特別な存在として、意匠設計事務所やゼネコンの設計部へ紹介され入り込んでいたらしい。通常の逆のパターンである。

やはりその裏にはコスト低減のマジックが存在し、そのマジシャンとして構造設計事務所が施主に利益をもたらす重要な存在であったと考えるのが妥当であろう。「コスト低減のプレッシャーがあった」と容疑者の構造設計事務所が告白していることもこれを裏付けている。

建築業界はバブル崩壊以来、今日までコスト低減とリストラの荒波のただ中にあり、仕事を得るためにはあの手この手と策力を巡らし、大手設計事務所が公共工事の設計を役所とのコネづくりのために数千円で入札するようなダンピングも横行している。その中にあって、特にマンションデベロッパーの注文は業界内では一番厳しいと言われている(安い設計料と短い設計期間と施主の利益追求の為の提案、加えてプンフレットのチェック等の雑務の多い、等)設計の分野である。

今回の事件はもちろん言語道断で誰が悪いかハッキリしているが、なんとなく、業界のこんな状況にあっておこっても不思議ではない事件であった印象もある。

一般のひとはご存じだろうか「建築基準法」とは昔から日本三大ざる法といわれているほど違反建築が横行している。ちなみに残りの法律は「道交法」「売春防止法」である。

設計者や施工者は施主の生命や財産を預かって仕事をしている。その法律がざる法であっていいわけもないし、西洋では「医者」「弁護士」「建築家」といえば尊敬されるべき社会的地位の高い職業である。我々の業界のモラルの低下も情けない限りであるが、やはりどこかで確実にチェックのかかる仕組みづくりも大切であると思う。


投稿者 ishikawa : 20:46 | コメント (0)

2005年09月28日

プロポーザル後記

7月中頃から母校のキャンパスのプロポーザルに参加していました。
プロポーザルとしてはやや変則的で2段階審査で行われたこと、そして一次審査も二次審査も全て公開で行われました。昨日の公開審査は結構なイベントでプレス(日経アーキテクチャー他)も取材に来ていました。

結論から言うと一次は何とか通過したのですが、最終選考会でダメでした。

自力不足を痛感しました。最終には6者残っており、我々以外は業界では知らない人はいない猛者揃いで、ハッキリ言っていろいろな意味で横綱と新入幕力士くらいの差はありました。
それでも約2ヶ月うちこんで考えに考え抜いて出した案が負けたショックは大きく、さすがに昨日は悔しくて・・・・でした。正直、建築をはじめて二十年くらい経ちますが、いままでの文脈ではあの猛者達に立ち向かえない限界点も見えたりして。
それとOBとしては現役の学生に申し訳なかったですね。反面教師にしてもらって、彼等の世代にはもう少し前に進めて欲しいですね。

しかし
今回最終選考に残ったなかでは、まわりの平均年齢を考えれば10歳以上は若いということ・・・それを考えればかけがえのない経験でした。 

いつか かならず!

投稿者 ishikawa : 20:32 | コメント (0)

2005年09月03日

rain tree 〜「雨の樹」

「雨の樹」rain tree
---「雨の樹」というのは、夜中に驟雨があると、翌日は昼過ぎまでその茂りの全体から滴をしたたらせて、雨を降らせるようだから。他の木はすぐに乾いてしまうのに、指の腹くらいの葉をびっしりとつけているので、その葉に水滴をためこんでいられるのよ。頭のいい木でしょう。」〜頭のいい「雨の樹」より

大江健三郎のこの小説に触れるきっかけは、武満徹の「raintree」という曲のプログラム・ノーツを読んだのがきっかけである。
武満徹は大江健三郎に触発されて「raintree」という曲を書き上げ、それを聴いた大江健三郎がまた〜「雨の樹」を聴く女たち、を書いたという。

そして文学と音楽の世界で「雨の樹」という隠喩をテーマに作品が作られたことに深い興味を抱き憧れた、そして建築の世界で「雨の樹」を考えること可能であろうか?という問いというか念を脳裏に刻んでいた。

いま新たなプロジェクト(と言ってもプロポーザルであるが)のテーマを考えている途中でふと「雨の樹」のことを思いだし、取り組んでいるプロジェクトのテーマに相応しいのではないか?と考えるようになった。

例えば、その土地の歴史を葉にためて降らせる手法、自然エネルギーをためて降らせる手法など。時間によって機能が変化する建材・・・つまり時間をためこんだ建材の利用。

しかしながら「雨の樹」はそうした方法の隠喩として大江健三郎が提出した概念でなにもいま例えた方法が特に新しいわけではない。

武満徹が音で創造的にあらわしように、建築として創造的にあらわせたときに自分にとって「雨の樹」を隠喩とした建築と言える。いつかそういう建築をつくりたいと憧れている。

「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち
「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち
大江 健三郎
水の風景
水の風景

投稿者 ishikawa : 09:42 | コメント (0)

2005年07月25日

地震とエレベーター

23日の震度5強の地震がありました。ブログを運営している渋谷区では震度4でした。わたしは事務所の1階にいて座っていたのですが、したから「カタカタ」と揺れ初めて、地鳴りが聞こえたので、これはまずいと思い、すぐに外に飛び出しました。

飛び出した瞬間、横にズリッと地面が揺れる感覚がしました。立っていて大きな揺れを感じるのだから相当な揺れだったのでしょう。

個人的なことはさておき
今回、建築関係で一番問題であったのはエレベーターだろう。首都圏で5万台近いエレベーターが停止した。週末の出来事なので、週明けにはもっと増えると思われる。
では何が問題か

・旧型のエレベーター
これは地震時に停止機能は付いているが、最寄り階までは誘導してくれないので、自らボタンを押して脱出しなければならない。これは各オーナーに自主的に地震管制運転を設備するように進めて貰いたいし、法的にもどうにかできないか見直して貰いたい。

・高層階用のエレベーター
階を飛ばして一気に展望階などへ行くタイプ。これは急速に高層化している首都圏では近年台数が増えとくにタワー型のマンションで問題になるような気がする。これは個別にどのような運転設定になっているのか調査しなければわからないが、東京タワーなどのように途中に着床階などがない設計になっているビルの場合、地震時管制運転がついていても途中で停止してしまいすぐには最寄り階に停止しないと思われる。なぜなら揺れている時に運転していることのほうが危険だからだ。

・ホームエレベーター
ここ数年でバリアフリーなどで急速に普及したタイプ。これは事務所にあるH社のカタログを見ると、地震時管制運転はオプションになっている。もし設備していなければ閉じこめられることになる。

実は地震時管制運転はビル用エレベーターでもオプションである。このオプションをどのように考えるかは設計者とオーナーの考え方になるわけであるが、どう考えてもこのオプションは東京では外せない設備であり、状況を調べたわけではないが、10年位の新築のビルではこの設備がないエレベーターは皆無ではないだろうか。
ちなみに首都圏では地震時管制運転の設備されたエレベーターの普及率は7割程度らしい。

震度5強でエレベーターがこれだけパニックになるのだから、関東大震災クラスではもっとひどい状況が予想される。そして基本的にエレベーターの停止時の連絡方法はエレベーター内の非常通報設置になるわけだが、首都圏のエレベーター30万台から一斉に連絡を受けた場合対応しきれないのは目に見えている。携帯ももちろんつながらないだろう。

いずれにしても、エレベーターに乗っているときに地震に会うのは程度の問題はあるが、運が悪いというのは確かなようだ。


投稿者 ishikawa : 08:48 | コメント (0)

2005年07月11日

アスベスト被害 続報

7月10日の朝日新聞にアスベスト被害の記事に「これまでに石綿による死亡者数」という表の中にメーカー名が公表されていた。

クボタ、ニチアス、竜田工業、ニチアスセラミック、中谷商店、ノザワ、エーアンドエーマテリアル、四国浅野スレート、日本インシュレーション、ウベボード、三菱マテリアル、旭硝子、旭硝子ポリウレタン建材、太平洋セメント、曙ブレーキ工業、神島化学工業、日清紡、日本エタニットパイプ(現ミサワリゾート)、日本バルガー工業、日本ピラー工業。

このうちの事務所にカタログのあるメーカーも4社含まれる。アスベストは広範囲に普及品として扱われていただけに、一般の人がどんな材料に含まれていたかをもう少し詳細に公表すべきと思う。また過去にこれらのメーカー品を納品しアスベストが含まれる製品の場合の対策も業界で取り組みが今後、進められるべきである。

朝日の記事でも指摘していたが、鉄骨造の解体工事は要注意であり、そのほか近隣で解体工事がある場合は業者に安全確認を行うべきかも知れない。
発症に時間がかかるためアスベストに暴露されてしまっても解体の場合には、原因特定が事後では難しくなるので、事前予防が最重要である。

投稿者 ishikawa : 09:10 | コメント (4)

2005年07月08日

アスベスト被害の広がり

アスベスト被害の報告がニュースを賑わしている。ニチアスが公表してから関を切ったように様々なアスベスト被害が連日報告されている。

5年くらい前に設計を担当した物件で成形セメント板にアスベストが入っていることを知らず採用し現場の定例会議で議題に上がったことを記憶している。その時の結論は幸運にもメーカーがノンアスベスト製品を同価格でこの現場に間に合わせて生産するということで一段落した。

その時は日本でも不動産の証券化がはじまったばかりのときで「デュー・デリジェンス Due deligence)」という証券化の為の評価にアスベスト等の有害物質の評価項目があり、クライアントの為にも建築物の評価価値を落とすアスベスト採用製品は使用しないようにしようことで会議の合意があった。成型セメント材自身はおそらく施工されてしまえば殆ど健康被害を及ぼすような材料ではない。(ちなみに施工は竹中工務店で定例会議の面々も意識の高い人ばかりでいい現場組織であった。)

振り返ってみると、おそらく5年前はメーカーがアスベスト製品を生産していた最後に近い年だったように思う。現在設計している物件でもアスベストが製品に含まれていないかを調べると殆どのメーカーが、90年代前半に生産を中止している。

なぜこれほど被害が広がってしまったのか?

NHKの「クローズアップ現代」でアスベストの特集をしていたが、そのなかでアスベストの被害はこれから徐々に増えるということであった、その意味はアスベストの健康被害は有害な環境に晒されたときから10年以上たってから発症するからだそうだ。

今回の設計した建築に岩綿吸音板や岩綿吹きつけを採用しているので調査したのだが、90年代前半までアスベストが含まれていたそうである、特に岩綿吹きつけは鉄骨造の耐火被覆に使用され最も安価なため広く普及している。ということは15年以上前に完成した鉄骨造のビルには当然使用されていて、その環境で仕事をしている人は何万といるわけで、その吹き付け作業をしていた作業員の健康被害もこれから報告されるのだろう。(おそらく耐火被覆の場合は天井内のことなので健康に被害を及ぼすレベルではないだろうが、天井が貼られておらず、露出していれば要注意である、仮に天井が貼られていても解体や改修時には問題になるだろう)

つまりアスベストは安価な普及品であったこと、尚かつ健康被害が生じるまで時間がかかること、そして経済優先の後手、後手の政府の対策などが複合して被害が広がったのではないだろうか?

現在も他の材料に目をやれば同じような状況にある。
例えば、建築基準法はシックハウスの原因になる化学物質を規制している。しかしシックハウスの規制対象製品も対象部位でなければ使用はできるし、ましてや換気を充分にすれば使用して良いのである。(もちろん停電することは想定されていない。)ここでも産業保護の為に生産中止命令はまず行われることはないし、むしろ被害者は自ら隔離された環境に移り住まなければならない。

この手の話は、次々と時代と共に露呈するわけで法や政府に任せておけば安心ということがあり得ない以上、自己防衛するほかないのだろう。よってメーカーには詳しい情報の公開を、そして我々はそれをどう評価するかが大切な仕事のひとつなのである。

中皮種・じん肺・アスベストセンター

投稿者 ishikawa : 13:48 | コメント (1)

2005年07月03日

「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第4回

The New Museum of Modern Art
The New Museum of Modern Art
Yoshio Taniguchi, Glenn Lowry
「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第4回(最終回)
6月25日 ゲストはMomaのキュレーター、テレンス・ライリー氏であった。東京オペラシティリサイタルホールで開催された。

今回はMOMAのキュレーターであり、谷口氏をプロポーザルで選んだ側のゲストであったので、選出の経緯などの話に及ぶと思っていたが、意外にもテレンス・ライリー氏の現代建築考ともいうべき内容の講演であった。
内容は建築のメディアとの関わり、関係の変容をパリのノートルダムから歴史を辿る話であった。

それはマクルーハンの「グーテンベルグの銀河系」のようなメディア史と建築史の歴史を辿る話で、各時代のポイントとなる、写真、電話、広告、テレビ、インターネットというメディアによって建築が時代のメディアとして機能した役割が次第に小さくなり、メディアも時代と共に多様化してきたというストーリーである。驚くべき新しい内容は特になかったが、その知識とデータの分析によるプレゼンテーションは堅実な印象であった。

最後に
20世紀後半から現代の状況を「deep skin beaty」と称して建築の感心は形ではなく表層に向かうという、現代の批評家お決まりの結論で締めくくった。
ちなみに彼が現代を象徴する建築として
レム・コールハースのZKM
ゲーリーのグッゲンハイム、ビルバオ
ピーター・ズントーのスパ
の3点であった。
話としては正統で現代の状況をよく説明していたのだろうと思う。個人的には結論が「またか」というお決まりのものであったことが不満であった。
「メディアが多様化すると価値観が均質化する。」雑誌も同じような建築ばかりが溢れているように感じる。じつは最近、メディアに紹介される建築をみることが段々苦痛に感じはじめている。

今回が最後で、この展覧会は丸亀と豊田という谷口氏の美術館を巡回する予定です。

4回の講演はそれぞれゲストの性格が異なり大変面白かった。個人的には3回目の鈴木博之氏の回が講演会らしくなく芸能レポーター並の興味と突っ込みが印象的というか楽しかった。

レポート おわり・・・ ふ〜っ

投稿者 ishikawa : 15:17 | コメント (0)

2005年05月30日

「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第3回

The New Museum of Modern Art
The New Museum of Modern Art
Yoshio Taniguchi, Glenn Lowry
「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第3回
5月27日 ゲストは建築史家の鈴木博之氏でした。オペラシティの近江楽堂で行われました。

講演の概略は
鈴木氏によってまず美術館建築の歴史、ルーブルから近代、現代までのレクチャーがありその中で谷口作品はどのような位置づけになるか鈴木氏の考えが少し述べられ、その後、谷口氏との対談になりました。前2回と大きく違ったのは、やや突っ込んだ質問が鈴木氏から谷口氏へぶつけられていて、そのやりとりだけで講演会の時間を全て費やしてしまいました。ということで会場からの質疑は時間の都合でナシでした。

鈴木氏は最近の美術館の傾向を「site specific」というキーワードで安藤氏の直島の地中美術館、妹島、西沢氏の21世紀美術館を現代の美術館を前者は神殿的、後者を誰でも気軽に訪れることができるフラットな美術館として対極に位置づけて、谷口氏のMomaをその中間的と考えればよいのかという質問から

谷口氏によれば、地中美術館も21世紀美術館も自分には「site specific」とは言えず、むしろどににでも成立する「プロトタイプ」建築であって、谷口作品の「site specific」とはその土地でしか成立しない方法によって作られていると・・・・・・・。

というような回答になり

その後の鈴木氏のしつもんは回答から次々と以下のように展開された。
安藤氏、妹島氏に比較すると方法論がないというか弱いのはなぜか?
丹下健三事務所ではどんな仕事をしていたか?
なぜ機械を大学で勉強していたか?その卒業設計は何をしたのか?
なぜ建築の道に進んだのか?
なぜディテールに力を注ぐのか?

などなどたぶん鈴木氏の興味本位で様々な質問がなされていたのだが、たぶんいままでにテキスト化されていない部分に質問が集中していいたように思う。なので回答も初めて聞くことが多く大変興味深い内容であった。(この講演の内容はテキスト化されるのであろうか?)
その後
谷口氏の展覧会パンフへのサイン会が開催されました。(サインしていただきました。ありがとうございました)

投稿者 ishikawa : 09:19 | コメント (2)

2005年05月19日

馬車道駅 みなとみらい線 その1

馬車道駅 みなとみらい線
前回の横浜アイランドタワーに直結している、みなとみらい線の馬車道駅。設計は内藤廣氏です。

改札部分のドームです。みなとみらい線全体に言えますが、東京の地下鉄に比較すると余裕のある感じがします。地下鉄というと陰鬱で圧迫感のある地下空間の先入観があるのですが、ここは気持ちのいい空間でした。以前にワシントンDCに行ったときには大きなボールト上のインテリアのある駅舎のことを少し思い出しました。
馬車道駅 みなとみらい線
階段です。難しい納まりですが綺麗に施工されていました。内藤さんのデザインは隅々まで目が行き届いていて手抜きやすきのないことにいつも感心させられます。見習わないといけませんね。
馬車道駅 みなとみらい線
ここにも大きな空間にレリーフが飾られています。細かいことですが、難を言えばレリーフを照らすライトが狙い通りではないような気がします?鋼管の柱をそのまま見せているので、細くみえます。
馬車道駅 みなとみらい線
次回その2では、ディテールを

投稿者 ishikawa : 21:35 | コメント (0)

2005年05月18日

旧横浜銀行本店別館 横浜アイランドタワー

旧横浜銀行本店別館
旧横浜銀行本店別館 横浜アイランドタワー
槇事務所のデザインです。旧横浜銀行本店別館を補修改修してホールとして複合施設となっています。

夕方近くで逆光になってしまいました。オフィス棟は27階建て高さ約120Mです。
旧横浜銀行本店別館
旧横浜銀行本店別館のホールです。思ったより明るく気持ちの良い空間です。普段は誰でも入れるようです。お茶もセルフサービスで置いてありました。
旧横浜銀行本店別館
正面の階段の上から撮影。実はこの天井裏に貸しホールがあります。
旧横浜銀行本店別館
横浜には明治頃の近代建築が多く残されていて、この旧横浜銀行本店別館同様に数多く保存されていて街並に歴史的な奥行きがありますね。
旧横浜銀行本店別館データ
竣工:昭和4年
設計:西村好時
施工:清水組
横浜市のHPに認定歴史的建造物一覧があります。
http://www.city.yokohama.jp/me/tokei/site/design/m09/building/

投稿者 ishikawa : 08:23 | コメント (0)

2005年05月14日

「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第2回

The New Museum of Modern Art
The New Museum of Modern Art
Yoshio Taniguchi, Glenn Lowry
「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第2回
5月11日 槇文彦講演会 となっていましたが、ちょっと違いました。

急遽、矢萩 喜従郎氏の司会による谷口生吉氏と槇文彦氏の対談ということでスタートしました。
はじめに矢萩氏による、谷口作品の分析がスライドによってなされました。素晴らしくわかりやすく思慮深い解説で谷口作品を明晰に分析されていました。
その後、槇氏と谷口氏に質問をしながら対談がすすめられました。詳細について全ては書ききれないので今回の講演会で個人的に印象的だったことをメモ程度に。

矢萩氏の分析の中で、谷口作品の求心性と遠心性をあわせもった計画なっていること。

槇氏がニューヨークで働きはじめサラリーを貰った時にまずMomaの会員になったというエピソードからはじまり、ニューヨーカーにとってMomaという施設が重要であるということ、特にアメリカのような移民の国にとって、都市のsancturyであるということ。

敷地から建築を考えることについて、槇氏の発言でアプリオリな願望、つまり自らの中にある建築のアイディアを何が可能か否かを敷地は教えてくれると言うこと、また最近の若い人達がそれとは反対のアプローチにチャレンジしているということ。

谷口作品の躙り口的なエントランスと比較して槇氏は自らは角入りであること(建築の機能による)その理由として、自らは都市に建築を開きたいと考えていて、角入りは同時に内外を感じる手法としてもちいていること。

まだありますがブログなので自分に重要なメモだけです。また第1回と内容が重複している部分は省きました。

今回は槇氏の登場もあってやや緊張感が高いような気がしました。それは槇氏の言葉の端々に感じられる知性によってうみだされているように感じました。

次回、第3回は5月28日で、建築史家の鈴木博之氏がゲストです。もちろん出席です。

投稿者 ishikawa : 14:33 | コメント (0)

2005年05月12日

横浜大桟橋 その4

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横浜大桟橋 その4
旅客ターミナルを離れて、ホールのインテリアへ。

ガラスの風除室です。これは格好よくできています。
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ホールの屋根の構造、ターミナルと違うのは、奥行きが短く、天井が高い?(たぶん)じゃないでしょうか?つまりインテリが明るい。海に視界が抜けているのいいですね。天井の雰囲気はターミナルと同じなので、省略します。この日は変な物売りイベントのせいで海の見える側まで近寄れませんでした。
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このホールから地上へ抜ける通路です。青いランプです。この色のランプで思い出すのは、わたしが担当していた建築でインテリア事務所がこの青いランプをプレゼンテーションした後に、年輩の取締役のひとりが「殺菌灯にみえるんだよね」
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さらに通路を上がると徐々に光の切れ込みが大きくなります。シャープでカッコイイですね。
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全体の感想
この建築の一番の特徴は、階段のない連続した面で作り上げられた空間構成にあると言えます。それが実現し完成したこと自体に価値のある建築と言えます。実際に上下階を階段ではなくスロープの面で連続させた空間体験は新鮮でした。
反面、日本人のサガなのでしょうか?細かいディテールや暗いインテリアなど大雑把というか、おおらかというのか、そういった建築のディテールが気になりました。旅客ターミナルという、旅立ちの場としては繊細さを欠いていてせっかくの新しい技術や空間が建築の機能と相まって、昇華させるところまで達していない感じもします。建築家の出生から考えるとラテン系の建築魂で、いままでにないエキサイティングな空間を生みだしたエネルギーを賞賛すべきなのかもしれません。

投稿者 ishikawa : 06:00 | コメント (0)

2005年05月11日

横浜大桟橋 その3

横浜大桟橋 その3
横浜大桟橋 その3
メインエントランスです。熱線吸収ガラスかと思いましたが、インテリアがくらいのでそうみえるだけでした。中に入ります。

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エントランス脇のエレベーター。駐車場とターミナル間を行き来しています。もちろん油圧式でしょう。
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旅客ターミナル全景、実は見返しているので、エントランスのある方向を見ています。
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設計者のこの建物の説明書きが展示されていて、この折り板を連続したようなデザインは、日本の折り紙などの伝統的な形を模していると書いてありました・・・・・。全体的に暗くてこれから旅立つ空間の雰囲気としては、はっきりいっていや感じです。暗いのが悪いわけではないのですが、雰囲気もイマイチなんで・・・旅立つ人や旅行客の玄関としては、陰鬱な雰囲気に見えるのではないでしょうか?インテリアの照明計画したんでしょうか?ちょっとがっかりですね。建築的には面白いんですが。
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ロビーの椅子はセブンチェアーがずらっと並んでいます・・・・・?固定できない理由があったのでしょうか?メンテのおじさんが、位置がずれるたびに直してました。でも綺麗に並んでします。サスガ!
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溶接のディテールをそのまま見せているので、やはりチープなフェリー並の雰囲気です。暗さとディティールの大雑把な感じがインテリア全体を支配しており、これはちょっといただけないですね。・・・そう橋の下って感じでしょうか。

投稿者 ishikawa : 08:17 | コメント (0)

2005年05月09日

ぶらり途中下車の旅 

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5月7日放送、日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」で私たちの事務所(dpa)で店舗の改装をした「オ!ヴゥ・ラバ!」が紹介されました。

今回は小田急線を太川陽介氏が途中下車の旅するもので、何気なく見ていたら代々木上原に下車したときに・・・もしや・・・と思った瞬間に登場してビックリでした。事前にオーナーから話を聞いていませんでした。番組では予約を入れて、最後にまた立ち寄るという内容だったので、早速ビデオをセットして録画しました。このお店は私たちが独立する前に手がけた店舗で、駅前の一軒家を丸ごとリニューアルした物件です。
番組では最後に太川陽介氏が、「オ!ヴゥ・ラバ!」のフレンチを堪能するという締めで30分の番組にしてはかなり料理を紹介していたことからも、リーズナブルでおいしいこの店のオススメ度が推察される内容でした。ちなみわれわれからも超オススメです。
番組紹介記事
…………………
オ!ヴゥ・ラバ!
代々木上原の絶品!駅前食堂!
代々木上原の駅前にお店を開いて今年の6月で3年目。
オーナーシェフの荻原さんはフランスで2年の修行を経て
都内のフランス料理屋で10年の修行をしました。
そして地元であるここ代々木上原にお店を構えました。
荻原さんのこだわりは材料も大事だけれど、材料に頼らず、
その素材にあった調理方法を手間を惜しまずにすることです。
「その為にはいくらでも早起きしますよ」と荻原さん。
ディナーは3150円と5250円の2コース。
メニュー数が少ない為一つのお皿で二つの味が楽しめるように
味を変える工夫をしています。
……………………
フレンチの店なので「駅前食堂」はないだろう!!(笑)
東京都渋谷区西原3-5-1(千代田線、小田急線代々木上原駅)
電話:03-3467-7611
番組の詳細は日本テレビのHPからどうぞ
お店の場所はここです
ちなみにあの「All About Japan」のフレンチにも名店として紹介されています
「All About Japan」のフレンチ
お店のデザインコンセプトやデザイン過程、画像はこちらから
dpa website works からお入りください

投稿者 ishikawa : 09:28 | コメント (0)

2005年05月07日

横浜大桟橋 その2

横浜大桟橋 その2
横浜大桟橋のつづき その2です。
建築の段差や窪みを利用して溜まりをつくっています。天気の良い日は気持ちよさそう。

正面に見えるのが大桟橋ホール。そこへのアプローチが屋外シアターのようにつくってあります。
横浜大桟橋 その2
客席が部分はうまくデザインされていて、ここの屋外では一番格好良い場所になっています。ウッドデッキはとてもうまく貼れていてサスガ日本の職人だと感心です。
横浜大桟橋 その2
休日ということもあって、芝では公園にように寝そべっているひとが沢山います。水辺は都市のアジール(待避所、都市生活者の誰がいてもおかしくない場所)ということで、そういう場所性を芝生公園として建築化したということでしょうか・・この建築の本質ではないですけど。
横浜大桟橋 その2
このステンレスの手摺りのデティールも相当苦労したんじゃないでしょうか、ひとつのデティールでこの建築のすべての場面で使えるように考えられているようです。逃げ(誤差)を3次元的に処理出来ることと、2点の脚を持つことで、キャンティレバーに出来ることが特徴でしょう。これ以上のデザインがあるかと言えば・・・・?ですが、出来たものをみると雑然としていて、いまひとつです。
横浜大桟橋 その2
つづく 次回はインテリアへ

投稿者 ishikawa : 12:30 | コメント (0)

2005年05月06日

横浜大桟橋 その1

横浜大桟橋
横浜大桟橋を遅ればせながらはじめて、訪問してきました。横浜大桟橋は1994年〜1995年に国際コンペが開かれ世界41ヶ国660案の参加がありその中から選ばれたデザインがイギリス在住の建築家、アレハンドロ・ザエラ・ポロ、ファッシド・ムサヴィ両氏の提案でした。個人的な記憶で、この建築をみて思い出すのは、篠原案の選出を巡って提案者と審査員(磯崎新氏)の論争です。篠原案のフォルムは息をのむほどの緊張感と美しさに満ちており、同じ時期のヘルシンキの美術館案かどちらか実現して欲しかったと思います。・・・とちょっと脇道にそれましたが・・・

とりあえず現在の大桟橋の写真です。
正面からアプローチしたところです。ハッキリ言ってかなり地味なアプローチです。
横浜大桟橋 
途中から歩道がウッドデッキに変わり、スロープになります。ここから旅客ターミナルの玄関と屋上へ上がるスロープと分岐します。ご存じ通りこの建築には階段らしい階段がありません。
横浜大桟橋 
サインもこんなです。ちょっと微妙・・・あとづけですかね??
横浜大桟橋 
旅客ターミナルの玄関です。熱反射ガラス?なのか黒く見えます、インテリアが暗いせいですかね。屋上の手摺りとエントランスの梁との取り合いが苦しい感じで、最後は蓋をしておしまいって感じです。
横浜大桟橋 
この建物は面の連続で構成されているので、このようなスロープがあちこちにあります。
DSC03470.JPG
・・・つづく 3回シリーズくらいです。全体の感想は最終回で。

投稿者 ishikawa : 08:57 | コメント (0)

2005年04月26日

「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第1回 

Yoshio Taniguchi: Nine Museums
Yoshio Taniguchi: Nine Museums
「谷口吉生のミュージアム」開催記念講演会シリーズ第1回
4月22日 新見隆(武蔵野美術大学教授)ゲストにより行われた講演会を聞きに行った。

恥ずかしながら、新見隆(武蔵野美術大学教授)の予備知識がないまま行ったのだが、かつてのセゾンミュージアムのキュレーターということで建築の領域のひとではなく、アートの世界に人であった。
講演では新見氏と谷口氏が同時に登場し、新見氏の講演をまず座って谷口氏が聞いているという形ではじまった。
講演の内容は、Momaの増築が日本的であるということからはじまり、その他の谷口作品の日本的な側面について新見氏の言葉で説明をしていたように思う。要約してしまえば、西欧の一神教に対し日本の八百万の神的、多神教の空間という説明から、一神教的な閉じたホワイトキューブではなく茶室や日本の伝統建築的な外部空間との関係や導線の導き方によって、開かれたホワイトキューブとなっているというようなことを様々な角度から説明されていた。そして新見氏の講演のあと谷口氏の短い挨拶があり、質疑の時間となった。質問は建築学生が主だったようだが、建築を専門としない人も質問していた。谷口作品の人気の高さを物語っていたように思う。
感心したというか、とても立派だと思ったのは、谷口氏の質疑への回答の質の高さと態度であった。学生のやや的を得ないような質疑に対しても、場を白けさせせないよう真摯に相手の意図を読み解き答えていた。
質疑の回答で印象に残ったのは、断片的であるが次のようなキーワードであった「敷地から発想する」「外部環境、都市との関係について」「建築を雰囲気のように創りたい」
特に「昼から夜に反転する夕刻に内と外の明るさが一致する瞬間に内と外の境界、つまり建築が消える瞬間に場の雰囲気だけが残る、それがとても魅力的な時間である」とおしゃっていた。おそらく自らの建築もそんな雰囲気として存在する建築をつくりたいと考えているのではないかと感じた。

最後に
材料について質疑がなかったのはやはり実務者の質疑がなかったからではないだろうか。新見氏も材料についてはあまり多くを語らなかった。(専門外なので仕方がないかもしれないが)谷口建築は一見シンプルなので真似をしようと思うと、材料や施工技術が如何に極められていていて簡単に真似の出来ない次元に高められていることを思い知らされる。そしてその材料や技術にも新見氏が指摘した日本的美意識が徹底されていることに気づかされるのである。おそらく次回のゲストである槇文彦氏はそのあたりに触れるのではないだろうかと、ちょっと予想しています。

ということで、次回は建築家槇文彦氏がゲストです。もちろんチケット入手済み。またレポートします。

メモと記憶からおこした印象記なので、同席した人で内容に間違いや批判があればお手数ですがコメントしてください。

投稿者 ishikawa : 00:40 | コメント (0)

2005年04月09日

谷口吉生のミュージアム

Yoshio Taniguchi: Nine Museums
Yoshio Taniguchi: Nine Museums
谷口吉生のミュージアム
東京オペラシティのアートギャラリーで4月8〜6月26日まで開催されている。MoMAの巡回展である。
近くに住んでいるので早速見に行きました。1時頃に入館したが昨日から開催のせいか、週末にもかかわらず閑散としていて、よく見られた。

全体はMoMAの増築をメインに、過去のミュージアムと竣工したばかりのモノ、進行中と思われるプロジェクトが展示してあり、ビデオによる映像もある。
MoMAのセクションは見応えがあり、MoMAの建築の歴史から、コンペ初期のスケッチやコンペ案、そしてそれに応じた模型の展示、さらに膨大な実施図面が置かれていた。
MoMAのセクションでは建築家なら誰もが一度は夢見るような、いつか世界的なコンペに勝ち素晴らしい建築を実現し名声と名誉を得るという、アメリカンドリームのようなストーリーを追体験し、自分のことのように緊張するのではないだろうか。わたしは展示室に置かれていた、コンペに勝ったことを証明する手紙の展示を見て興奮してしまった。
それにしても、今回氏が手がけた増築はもの凄く複雑で修復なども含めると気が遠くなりそうなプロジェクトであることに、この展示をみて気がつかされた。

その他のプロジェクトのセクションでは、計画ごとに大きな模型が置かれており、しかも内部空間の構成がわかるように屋根が一部外され展示室と内部の導線がわかる模型がおかれており、まだ見に行ったことのないミュージアムもその建築の特徴がわかりやすかった。
・・・・・
それにしてもそれにしてもである。
あまり作品の多くない建築家だと思うがひとつひとつの密度は素晴らしい出来映えでおそらくこんなに密度の高い設計だけをやり続けている建築家は現在、世界に谷口氏唯ひとりだと思う。どんなにエスタブリッシュされた建築家も多くの仕事のなかには凡庸な建築もあるものだが、谷口氏に関してはミュージアム以外の作品も素晴らしく質が高い。それとも発表しないプロジェクトがあるのだろうか?

谷口氏の作品では土門拳美術館と法隆寺館が一番感銘を受けた。
しかし谷口氏本人には一度もお会いしたことがないので、この展覧会の講演会4回すべて
予約した。どんな人物なのか大変興味深く楽しみでもあるが畏れもある。

投稿者 ishikawa : 19:39 | コメント (0)

2005年04月07日

小学校の現場 その22

school2.jpg
先日、現地から送られてきた画像です。ほぼ外装は完成しています・・・。といっても1期工事には外構工事は含まれていないので、まだまだ完成からは程遠いですが。

school1.jpg
これは雁木と名付けた外部通路の庇です。準耐火構造という法令上の制約があり、鉄骨造のフレームの庇に杉板の軒天井を貼っています。わりと綺麗にできたと思います。
実はまだ最後のチェックが終わってません。来週行って来ます。

投稿者 ishikawa : 23:43 | コメント (0)

2005年03月24日

小学校の現場 その21 primaryschool constraction site

小学校の現場
一部塗装をしました。ここのところ天候不順で思うように進んでおらず、ちょっと現場もイライラ気味ですが・・。

DSC03278.JPG
この展望台からは、ここへ通う児童たいの街並みが望め、その背景に白山や日本海が望めます。全体の塗装は白ですが、子供の溜まり場となって場所を作っているところは、黄色を使用しています。今はやや濃いめですが、数年後には落ち着いて、この地域名産の「加賀梨」の色に近づく予定です。いずれにしも少し暖色系の色で暖かみのある場所を作ろうという意図です。

投稿者 ishikawa : 10:04 | コメント (2)

2005年03月22日

丹下健三氏亡くなる

建築家の丹下健三氏が亡くなりました。21世紀に入り、建築界だけでなく社会全体の変わり目にあって、ひとつの時代を築いた建築家が亡くなることは象徴的である。
モダニズムに日本美を追求した美しい建築物は今も尚、輝きつづけ多くの建築家に影響を与えた。私的には代々木体育館が最高傑作と思う。ご冥福をお祈りいたします。

投稿者 ishikawa : 19:45 | コメント (2)

2005年03月20日

小学校の現場 その20 primaryschool constraction site

step.JPG
吹き抜けに取り付く鉄骨階段。小学校の階段は児童用なので建築基準法で決められた踏み面、段の高さ、階段の幅が決まっています。よってかなりゆったりした傾斜の階段となり、どっしり横たわるため、なんとなくリッチな雰囲気です。2期工事で木製の段板と手すりが付けられます。

stage.JPG
こちらはステージのプロセニアムと2階奧に見えるのはライブラリーの間仕切りの鉄骨。ステージは通常の小学校では体育館の長手方向の奧にある場合が多いようですが、ここでは計画上やむをえない面もあってこ短手方向側に設置したのだが、できるてみるとこの位置のほうが断然よかった。むしろ体育館型のステージがやむなく長手方向に設置しているでは?ということに逆に気づかされた。この講堂ではどこからもステージに近く、2階の回廊もステージを取り囲む形になっていて、一体感と臨場感のあるスケールとなっているように感じた。
stage2.JPG

投稿者 ishikawa : 01:11 | コメント (0)

2005年03月19日

小学校の現場 その19 primaryschool constraction site

金属屋根ガルバリウム鋼板
屋根の仕上げはガルバリウム鋼板の塗装品です。少しパールの入ったグレーです。瓦のいぶし銀のような感じです。この小学校は海から1キロと海に近く塩害恐れがあるので、錆びに強くコストパフォーマンスのよいガルバリウム鋼板葺きとしました。

金属屋根ガルバリウム鋼板
2階から見た写真。パールが入っているので光の当たり具合で印象が異なります。
金属屋根ガルバリウム鋼板
1階の部分の金属屋根。

投稿者 ishikawa : 02:42 | コメント (0)

2005年03月12日

小学校の現場 その18 primaryschool constraction site

小学校の現場
講堂の足場が完全に解体された。じつはその15でアップした写真は他のスタッフが撮影したもので、わたしは昨日この中にはじめて入ったのである、その瞬間、実は少し衝撃を受けた。

小学校の現場
この小学校の設計で一番苦心したのが講堂のプランと形であった。どうしても両翼の特別教室との整合がうまくいかなかったり、補助金の関係でやむを得すプランの変更を余儀なくされたり、はじめは予定していなかったステージのプロセニアムアーチを付けたり、トップライトからの光の入り方や形状を限られた防音サッシュのタイプから決めなければならなかったりと、様々な困難がこの空間に集中してしており設計の最後の最後までいろいろと手を加えた部分であった。そして最後までこれでいいのか自信のない部分であった。
そういう葛藤のあった部分が出来上がり、はじめて訪れる設計者に「どうだ!これがおまえの考えたものだ!」という圧倒的な大きさで訴えてくるものがあった。
これで完成ではないが、とにかく構造体が出来てしまえば、内装にできることは限られている。もう後戻りはできない。

投稿者 ishikawa : 17:53 | コメント (0)

2005年03月11日

小学校の現場 その17 primaryschool constraction site

小学校の現場
外部に「雁木」と名付けた鉄骨庇の取り付けがはじまりました。

鉄骨庇
下から見上げたところ。錆止めの亜鉛メッキをしてある状態です。仕上げに白の塗装をします。軒裏は杉板を貼る予定ですが、鉄骨は見えたまま仕上げます。
鉄骨庇.JPG
仕口のアップ。これから補修をかけてペンキをします。コンクリートとの精度の問題や施工手順などやや苦労したところでした。
現場も大詰めになって来週から塗装をはじめます。塗装をするとだいぶ印象が変わるので楽しみでもあり、不安でもありですね。

投稿者 ishikawa : 23:43 | コメント (2)

2005年03月10日

小学校の現場 その16 primaryschool constraction site

DSC03147.JPG
「パッサージュ」と名付けた吹き抜けに取り付ける鉄骨階段。

DSC03149.JPG
2階からみた吹き抜け。2階は主に図書室や音楽室、図工室、理科室、家庭科室などの特別教室となっている。つまり普通教室から特別教室へ移動する時にこの「パッサージュ」を通る導線となっている。「パッサージュ」の一階は職員室となっていて、廊下には学校の行事やお知らせを貼る掲示板がある。「パッサージュ」は吹き抜け、階段、情報が結節する溜まりの場所となっている。

※(パッサージュ)については良いサイトをみつけたのでこちらを参照下さい。

投稿者 ishikawa : 01:58 | コメント (2)

2005年03月09日

小学校の現場 その15 primaryschool constraction site

DSC03171.JPG
講堂のコンクリートのサポートの解体が進み、アーチ型の梁がほぼ見えてきました。

DSC03172.JPG
こんな感じです。通常アーチにすると上からの荷重を支える格好になるので、その下はやや圧迫され、囲まれた雰囲気になるのですが、この講堂は子供たちの活動の場となるので、アーチの重々しい雰囲気を避け、子供達の活動を内側から膨らました空間となるような狙いでプロポーションを決めました。仕上げは防音工事(補助工事)の関係で梁と梁の間は天井を貼ります。梁は補修をかけてペンキ仕上げの予定です。
DSC03161.JPG
こちらは、屋根の木造の庇です。こちらも防音工事(補助工事)の関係で構造体はコンクリートにするのが条件なのですが、せめて内と外をつなぐ庇の部分だけでも木造とし、木の持つ柔らかい雰囲気を外観にも付加する狙いです。
DSC03167.JPG
屋上広場、木造の軒下です。トップライトの日除けと同時に屋上に「軒下」という場所を作っています。ここから運動会などイベントを見ることも出来ます。窓は普通教室の窓なので、屋上から教室の様子が伺えます。この屋上はさらに突き当たりに展望広場への階段につながっていて結構楽しい。

投稿者 ishikawa : 09:17 | コメント (0)

2005年02月16日

「住宅で街をつくる」 幕張ベイタウン

bay1.jpg
幕張ベイタウンの3年くらい前の風景。写真は一番海側の高層棟から撮影したもの。

埋め立て地から住宅の分譲が始まったのは、10年以上前である。前に勤めていた事務所では第2期の分譲の設計をしていた。1期の分譲が6街区だったのでまだまだ殺風景な街だった。2期で仕事を担当したときは、周辺の街路の設計と10番街の設計を担当した。住棟や街路等の設計にはこの街のデザインガイドラインのルールに従わねばならず、計画段階でデザイン調整者8名からなるデザイン会議にかけられ了承を得る必要がある。そのような経過を経て出来上がった風景が初めの写真である。民間デベロッパーも参加している事を考えるとこの制度はかなりの成果を上げていると感じる。東京から京葉線で来ると途中の大規模団地やマンションの風景を見れば違いは歴然としていることがわかる。
街も1階には店舗がテナントとして入居していて、レストラン、カフェ、ブックショップなど気の利いた店も多く徐々に成熟した街となってきた感がある。
海側の風景
bay2.jpg
2期で設計に携わった住棟
bay3.jpg

投稿者 ishikawa : 17:36 | コメント (0)

2004年08月13日

tatami house つづき2

tatami3.jpg
断面スケッチです。
断面はこんなかんじです。1階に予備室と洗面、バス、2階にリビング、キッチン、3階に寝室+ロフトがあります。2階のリビングに広がりを持たせるため間仕切りをなくし長手方向に見通しがきくように3階へ上る階段を一番奥へ配置しているのがミソです。

断面はこんなかんじです。1階に予備室と洗面、バス、2階にリビング、キッチン、3階に寝室+ロフトがあります。2階のリビングに広がりを持たせるため間仕切りをなくし長手方向に見通しがきくように3階へ上る階段を一番奥へ配置しているのがミソです。

投稿者 ishikawa : 12:17 | コメント (0)

2004年08月12日

tatami house  つづき

tatami2.jpg
鳥観でみるこんなかんじです。1階の茶色にえぐられたところが車のボディラインと軌跡からカーブが決まっています。

ちなみに車庫証明は「車が格納できること」が条件で、では車と同じサイズの駐車場でもよいのか確認したところ
警 察:「ピッタリでは車が入れられないので常識の範囲内で」
設計者:「常識の範囲内とは?」
警 察:「空きが10センチ程度」
とのことでした。10センチなら格納ぎりぎりだから曖昧な基準でも許せますね。(注:この通りで設計されて車庫証明が取れなくとも一切責任取れませんので、各自所轄の警察に確認してください)

masa

投稿者 ishikawa : 12:13 | コメント (0)

2004年08月11日

tatami house

tatami.jpg
3.8m×11mのいわゆる狭小敷地にたつ住宅、敷地の有効利用のためガレージを角に設け木造の片持ち梁としている。1階にバス洗面、2階にリビング、キッチン、3階に寝室という構成になっている。

インテリアの主な部屋は全て琉球畳となっていて「座」を中心とした空間づくりになっている。階段の位置を工夫して2階は長手方向約11mが端から端まで見渡せ狭いながらも最大限の視覚的効果が得られるようになっている。
地盤が悪く地盤改良を要する敷地で、鉄骨造、鉄筋コンクリート造では杭が必要な敷地でその費用だけで1千万以上の費用が必要な敷地である。
予算は2000万円(設計料別)木造3階建、面積約105平米

masa

投稿者 ishikawa : 12:11 | コメント (0)

2004年06月02日

スタディモデル02

kaidanmodel.jpg
本日竣工のスタディ模型。
見た目はシンプルですが、意外に作成に時間かかりました。
作成日数3日。

この模型を囲んで大いに議論をして頂きたい。
しかし、この模型はこれから石川県へ旅にでます。
議論は戻ってきてから。(もどってくるかしら。。。)

現在計画中の小学校の屋上の一部です。
ここから、地域が一望できるようになっています。
『管理上』とか『安全上』とか、この屋上が施錠されて使われないようにならない事を願います。

tomo

投稿者 ishikawa : 09:49 | コメント (0)

2004年05月30日

スタディモデル

stmodel.jpgスタディモデル作成は、全体の比例を把握する上でとても大切な作業のひとつである。

設計を進める上で何案も模型を作成する設計事務所ほど、いい作品を生みだしている。(と信じている)
写真はいづれも設計過程で作成し現在はもっと違った案へ進化している。
模型のいいところは、テーブルの上で皆で模型を囲んで議論できるところだ。3Dではそうはなかなかいかない。

投稿者 ishikawa : 17:44 | コメント (0)