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2006年01月22日

Bad guy 悪い男

悪い男
悪い男
以前紹介した「サマリア」と同じ監督、キム・ギドクの作品。あり得ないストーリーを強引にまとめ上げている。

「サマリア」を見たときに車が滑りうまく前に進めない感傷的なラストシーンがあったが、この映画にもそうした優しい眼差しが感じられる。
ストーリーは一目惚れした普通の女子大生を騙し売春宿に売りおとしめていくことがヤクザの主人公ハンギの愛情表現という、わけのわからない設定である。
そこには監督独自の視点が存在し、娼婦を男を慰める聖女とみる視点や、一言しか台詞のない主人公ハンギ捻れた感情への共感など、おそらくこの監督独自の捻れた視点が作品に新しい感情を呼び覚ます原動力になっているのではないだろうか?

このDVDセットに監督のプロフィールがあり初めて知ったのであるが、家の事情で高卒で働きはじめ、その傍ら絵の勉強をし単身パリに行きアトリエを開き、帰国後、二つの脚本を応募しそれが見事映画化されると言う、全く映画の素養のないまま監督になった人物で監督の人生自体がサプライズであり、この映画のようにサプライズな設定を描けるのはそうした監督の人生体験がなせるワザなのではないだろうか。


投稿者 ishikawa : 2006年01月22日 12:40

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