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2005年11月30日
買います Wanted! GA 63 and GA 66
GA 63 カルロ・スカルパ ヴェローナの銀行
GA 66 グリーン&グリーン ギャンブル邸
この2冊をさがしています。それぞれ5000円で購入します。
GA 63 カルロ・スカルパ ヴェローナの銀行
はアマゾンのマーケットプレースで売りに出ていたが、18000円はちょっと馬鹿げているので、ブログで希望を出してみました。
GAを整理していたら、全て揃えるのにあと4冊ばかり必要なことが判明し、2冊は南洋堂で購入したが、前述の2冊はどこも品切れでありました。
写真は南洋堂から拝借したギャンブル邸のGA66の表紙

よろしくお願いします。
投稿者 ishikawa : 13:41 | コメント (2)
2005年11月20日
耐震強度偽造
一般社会にもかなり波紋を広げているこの事件ではあるが。
私たちは建築設計事務所は大きくわけて3つの部門に分けられる。それは「意匠」「構造」「設備」である。それらをひとりの人間が全て設計することはまず殆どない。
受注形態は意匠設計事務所が請けた仕事を構造と設備の設計事務所と協力して行うことが殆どである。
そして今回のケースではどうも偽造した構造設計事務所は施主から特別な存在として、意匠設計事務所やゼネコンの設計部へ紹介され入り込んでいたらしい。通常の逆のパターンである。
やはりその裏にはコスト低減のマジックが存在し、そのマジシャンとして構造設計事務所が施主に利益をもたらす重要な存在であったと考えるのが妥当であろう。「コスト低減のプレッシャーがあった」と容疑者の構造設計事務所が告白していることもこれを裏付けている。
建築業界はバブル崩壊以来、今日までコスト低減とリストラの荒波のただ中にあり、仕事を得るためにはあの手この手と策力を巡らし、大手設計事務所が公共工事の設計を役所とのコネづくりのために数千円で入札するようなダンピングも横行している。その中にあって、特にマンションデベロッパーの注文は業界内では一番厳しいと言われている(安い設計料と短い設計期間と施主の利益追求の為の提案、加えてプンフレットのチェック等の雑務の多い、等)設計の分野である。
今回の事件はもちろん言語道断で誰が悪いかハッキリしているが、なんとなく、業界のこんな状況にあっておこっても不思議ではない事件であった印象もある。
一般のひとはご存じだろうか「建築基準法」とは昔から日本三大ざる法といわれているほど違反建築が横行している。ちなみに残りの法律は「道交法」「売春防止法」である。
設計者や施工者は施主の生命や財産を預かって仕事をしている。その法律がざる法であっていいわけもないし、西洋では「医者」「弁護士」「建築家」といえば尊敬されるべき社会的地位の高い職業である。我々の業界のモラルの低下も情けない限りであるが、やはりどこかで確実にチェックのかかる仕組みづくりも大切であると思う。
投稿者 ishikawa : 20:46 | コメント (0)
2005年11月19日
モーターサイクル・ダイアリーズ

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
おくればせながら やっと 見ました。
結論から言うと 自分のなかでも最高部類に位置する名画でした。 感動しました。
若く真面目な医学生であったキューバ革命の指導者のゲバラのが南米大陸を横断する旅にでる物語。
革命の指導者であるゲバラは自らも喘息を患う弱者故に、医学の道に進みハンセン病を専門とし、旅する中で南米の先住民が植民者によって虐げられ貧困にあえぐ現実を見て矛盾を感じそして怒りへかわる様子も描いている。
ゲバラが泳いでハンセン病患者を閉じこめている境界である河を喘息を患う肉体で渡ろうとするシーンは この映画とゲバラの人間性が象徴されていて、とても忘れることの出来ないシーンであった。(涙)
わたしはコミュニストというわけではありませんが 映画は 超 オススメ です
投稿者 ishikawa : 16:43 | コメント (0)
2005年11月12日
裏窓 Rear Window

裏窓
製作・監督: アルフレッド・ヒッチコック 脚本: ジョン・マイケル・ヘイズ 撮影: ロバート・バークス 出演: ジェイムズ・スチュワート/グレース・ケリー/レイモンド・バー/セルマ・リッター/ウェンデル・コーリイ
ヒッチコックといえば「鳥」「サイコ」くらいしか見ていないが、はじめて見た「裏窓」が一番面白かった。
日本ではこの映画にでてくるような裏窓の風景はあまりないだろう。ニューヨーク(原作はロンドン)のフラットの裏窓からの様子が興味深い。
裏窓とは通りから見て裏側ということなのだろうか?囲み型の集合住宅であれば、欧米の中庭側は全て裏窓ということなのだろう。日本の場合、方位によって南側にリビングが来るので居間が中庭に面している場合は裏窓とは言わないのだろうが・・・など職業柄気になってしまった。
映画の裏窓から見える風景は、変化に富んでいて様々な人々の生活が垣間見えて楽しい。窓、バルコニー、階段、中庭などが、実に巧みにそこで生活している人々の人間模様を写し出す舞台装置として出来ていて、建築家以上に巧みにデザインしていて感心しきりでした。
集合住宅など手がける設計者必見ですな!
オススメ
投稿者 ishikawa : 00:17 | コメント (0)
2005年11月09日
オールド・ボーイ

オールド・ボーイ プレミアム・エディション
出演: チェ・ミンシク, ユ・ジテ, その他
監督: パク・チャヌク
2004年カンヌのグランプリ・・・というとあれだが、最高賞のパルム・ドールは「華氏911」であったので2番目ということでしょうか?「華氏911」は映画館で観たが、これはレンタルであった。残念!いまにして思えば逆でした。
「復讐」に取り憑かれたもの凄い映画であった。
カンヌのグランプリも納得でタランティーノが好みそうな映画です。つまり、テンポがよくウィットがある・・ハリウッド的である。同じ「復讐」をテーマにしている「キル・ビル」よりもテーマがやや高級でストーリーの展開や映像も巧みでした。多くの場面で北野監督的、ベルイマン的、タンランティーノ的・・・知識が少ないわたしでもそれとわかる場面が多かったですが、巧みにつなぎ合わせていたのではと・・思います。
オススメ!・・・ですがバイオレスシーンが多くR15指定です。心臓の弱いかたは控えた方が良いです。
映画を国策として振興している韓国ですが、どんどん面白いものをうみだしています。
投稿者 ishikawa : 08:18 | コメント (0)
2005年11月08日
小学校の現場二期工事 その2
前回と同じく照明について、前回は照明の色の検討をしていたが、今回は照明器具の下に取り付けるドーナツ状の反射板の検討。反射板は事務所でスチレンボーで作成しました。(光りが緑色なのはメタルハライドランプを点灯したばかりで光りが安定する前の状態なので)
写真は7M位の高さから800ミリの直径のものを取り付けたところ。1枚目の写真よりすこし下がって見ています。光源が丸見えです。
900ミリにかえました。
大きすぎの印象。
実は自分も照明のプロではないのですが、実物大でモックアップしてとても重要な事に気づきました。初めの写真は照明器具から30センチ離して吊っているのですが、反射板の上にランプが丸見えでとても眩しいのです。3枚目、4枚目を見て貰うと手で反射板を持ち上げて貰っているのがわかると思います。光源を隠すためです。
今回モックアップした当初の目的は反射板の大きさをチェックする為でしたが、それよりも反射板によって光源を隠すことが重要であることに気づきました。このモックアップをしなければ、夜エントランスから入ってきた瞬間に12器の裸のメタルハライドランプが眩しくお迎えしてしまうところでした。
現場の実物大のモックアップはランプだけではありませんが、前職勤めていたときから重要と認識していましたが、改めて再認識させられました。
費用の問題で実物モックアップ出来る部位は限られますが今回のように実物サンプルと模型との組み合わせで工夫しながら置こう事もできるので、出来る限り実物大でチェックするすることを心がけたいものです。
投稿者 ishikawa : 00:00 | コメント (0)
2005年11月07日
NHKスペシャル 立花隆 最前線報告 “サイボーグ”が人類を変える
「NHKスペシャル 立花隆 最前線報告 “サイボーグ”が人類を変える」
この番組には少なからず衝撃を受けました。もはやSFの世界であったサイボーグは現実のものとなりつつあります。
Do androis Dream of Electric Sheep? 「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」とは1982年に公開された「ブレード・ランナー」の原作ですが、このドキュメンタリーはそんなSFの世界のはずであったものを近い現実として問いかけた番組であった。
ネズミが水を飲む仕掛けを、右足でペダルを踏む、踏むと電機仕掛けによって水が出る、そして水を飲むという行動パターンを学習させ、その脳波をパソコンで解析する。そして解析した脳波を今度はペダルの電気回路を切って脳波から出た電気信号によって水が出るようにつなぎ替える事に成功した事例を紹介していた。そしてさらに驚くべき事にそのネズミは、なんと!さらに学習してペダルを踏まずに脳波だけを送り水を飲むようになるのである。
・・・・
肉体とは電気信号を伝達する媒体であり精神とは電気信号のパターンとして考えられるのではないか?少なくとも番組で紹介された科学者達はそう認識しているように見えた。番組を見ていて猿やネズミに脳にプラグをつないで実験している科学者達をどう理解していよいか正直、困惑してしまった。
番組の最後にはこの科学技術(神経工学)の利用について倫理的に議論するべき時期だと立花隆は語っていたが、突然議論しろ、考えろ言われても・・・?でした。しかし今この分野には巨額の研究費が投じられており数年後には爆発的に発展する可能性があるという。あと10年もするとパソコンとのインターフェースはキーボードではなく、脳と直結したケーブルになるかもしれない。 きっと人間とは何かを大きな変化をもって再定義することになるのだろう。明るい未来を祈りたい。
番組補遺が下記から読めます。きっと近いうちに再放送するでしょう。
NHKスペシャル補遺
投稿者 ishikawa : 00:15 | コメント (0)
2005年11月06日
初恋・地獄篇
たまたまレンタルで興味をもち見た映画。
監督: 羽仁進 脚本: 羽仁進/寺山修司
寺山修司だけは名前だけ知っていたが、作品に触れるのははじめて。
1968年の作品でわたしが生まれた年である。モノクロームの映画でその時代の新宿の夜の様子を映像と雑踏の音ではじまる映画で、物語は不条理な生い立ちをもつシュンという主人公と集団就職で東京にでてきて今は新宿で「ヌードモデル」をしているナナミの恋愛の物語。
だが初恋というタイトルから通常連想する甘い雰囲気は全くない。
シュンは親に捨てられ施設から里親に引き取られた両親に育てられ、その父に性的虐待を受けていた。(子供は親を選べない不条理)
ナナミは「ヌードモデル」(今で言う風俗嬢)でそこで知り合った会社役員の男に優しくされSMの世界などを経験していく。(社会の不条理に身をおくナナミ)
つまり物語は二人の恋愛物語ではなくこうした特異な二人の出会いによって浮き上がる社会や人間の不条理をテーマにしているのだと思う。
映画を見終わって、キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」を思い出した。時代や場所の違いはあれど人間の肉体(肉欲といってもよい)によって照らし出される不条理な世界観が結びついているように感じたのかもしれない。
個人的にはこの時代の風俗描写が新鮮で新宿も昔はこうだったのだなぁ・・・と。
先日紹介したアントニオーニも「Blow up」も同時代の映画である。自分が生まれた頃につくられた映画はやはり気になる。
映画に関連してこんな記事も見つけました。
映画の中の子ども・学校・教員
スタッフ・キャスト
製作: 藤井知至 監督: 羽仁進 脚本: 羽仁進/寺山修司 撮影: 奥村祐治 録音: 久保田幸雄 美術: 金子国義 照明: 鎌田慧 スチール: 沢渡朔 出演: 高橋章夫/石井くに子
投稿者 ishikawa : 12:16 | コメント (0)
2005年11月02日
インフォーマル

インフォーマル
セシル バルモンド, Cecil Balmond, 山形 浩生, 金田 充弘
セシル バルモンドはアラップのエンジニアである。コールハースやリベスキンドなど構造設計を手がけている。(ちなみに建築の設計とは通常、「意匠」「構造」「設備」の設計者の協同作業である。木造住宅程度であれば「意匠」設計者のみで行われる事が多い。)
建築の構造というと合理的で安定していることが見た目にも求められる、と考えがちであるが「インフォーマル」とはそうした「フォーマル」な発想とは違う考えである。それは現代社会が要請する建築の形として「流動的」「あいまい」「スピード」など、より不安定な状態を建築の形に表現するための構造として発想される。
巻頭の伊藤豊雄氏の次のような言葉が象徴している。
「セシル・バルモンド」という思想家=構造家の出現によって、初めて動的空間には生きた構成概念が与えられた。「インフォーマル」、それはル・コルビュジェの「建築をめざして」にとって代わり得る近代建築を超える建築のマニフェストである。」
建築はパラダイム・シフトしたのである。
